握りは奥が深い

「『握り』ってぇのはねぇ、お客さん、一筋縄では
いかないんですよ」

寿司職人のような感想を抱きました。


構造動作トレーニングの趾(あしゆび)握り

私は、まだまだまだまだ握れていない。

握れている状態は、もっと先にある。

でも 握ろうともがいていると、脚が どんどん
軽くなる。

股関節の周囲にびっしりついていたサビが落とされて
いくみたい。


「腕が はまっとらんのよ」

握ろうとしている足の状態で、先生が肩甲骨を
本来の位置におさめてくださった。

その一瞬

腕と脚がつながった。

(今の身体なら、腕の動きに脚も連動する)

確信が生まれた。


腕と脚がつながったのは、ほんの一瞬だったけど

でも、本当は、常時この状態じゃなければいけないのがわかる。

あそこが、身体が本来の動きのできる場所なんだ。

あの場所にいなければ、「動き」は生まれていないんだ。


だから私は、「握り」をマスターしなければならない。

寿司職人見習いのように、握り続けるのさ

動きが生まれる あの場所を目指して。


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