ゼンマイが巻かれたよ

背中にゼンマイがついているとする。

そのゼンマイが、キュルキュルキュルと巻かれていると、身体の中で何かが保たれる。

身体の中が崩れなくなるんだ。


身体の中が崩れなくなると、四肢が自由になる。

腕の動きに自分が振り回されなくなる。

あと、身体の中に重りがあるみたいな感じがする。

重りがあると、心がざわつかなくなるみたい。


嫌な事って暴風雨みたいに私を振り回すけど

今まで暴風雨だったものが、そよ風みたいな体感に
変わる。

「ああハイハイそうなんですね〜」

軽く受け流せる。
(それがいいか悪いかは置いといて)


ゼンマイが巻かれる感覚というのは
背中が小さくなれる感覚だ。

(詳細は、構造動作トレーニングの先生にお尋ねください)

でも、背中だけこちょこちょいじったってダメなの。

趾先から全てのパーツの連携が取れないと
ゼンマイが巻かれた場所には行けないの。

だから皆迷子になって、何をすれば良いのかわからなくなるんだと思う。

だって、ここを上げなさい、こっちを下げなさい
そんな指導書は山ほどあるけど

全体がどうすれば繋がるのかを教えてくれる本は
なかなかないもの。


構造動作トレーニングをはじめて3年くらい

今までも
(なんか動きやすくなるなあ)とか
(気持ちいいなあ)と思っていたけど

昨日の講座で、はじめてわかった。

先生が繰り返してくださる一連のワーク

このワークは、身体の中をつなげているんだって。


弱い部分だけ鍛えましょうっていうワークじゃない。

この順序、この流れ、全てのワークを通ってくるからゼンマイの巻かれた場所に立てるんだ。


緻密に構成された曲みたい。

最初から最後まで通して聞くことで、何かが作用してくる。


素人って、曲の本当の凄さはわからないじゃないですか。凄いなあとは思っていても。

少し音楽の造詣が深まってくると、
改めて凄さがわかってくる。


私さ、この前の講座で
(あ!身体が変わった)って気がついて

やっとわかったんだ。

このトレーニング凄いなって。


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