技術の前に必要なこと

開演まで40分時間があった。

こども達が入場してくるのは、5分前。

(前半で構造動作トレーニングの股割りして、後半で発声やろうかな)

(股割りできるようになりたいから、多めにやろう)

股割りしてたら、こども達が ぞろぞろやってきてしまった。

(しまった、声だせなかった)

それなのに、

「おはようございます」という自分の声に伸びがある。

(? 今日発声してないよ?)

それなのに、

声を出す時、鼠径部のあたりが使われている。

いわゆる肚を使って声をだせている状態になっている気がする。


声出してないのに、声の状態が良くなっている。

どういうこっちゃ。


多分、私は お腹の中が使えていないんだ。

ずっと使っていなかったから、身体も使い方を忘れている。

だから、喉周りとか違うところが過剰に頑張るんだ。働かないといけないところが、働いてくれないから。


構造動作トレーニングの股割りをすると
お腹の中が使われる。

その余韻が残っているから、発声もよくなるんだろう。


うーん、なんか考えちゃうな。

先生におっしゃっていただいた言葉を思い出す。

「いろいろやり過ぎよ」

「個々の技術の前に、技術をのせる身体を整えんと」


技術がいらないわけじゃないし
技術高めずに現場に行くなんて、怖くてできないけどさ

でも、なんか考えちゃうな。


その前に、やることがあるのかもしれないって。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?