線をなぞると馬に乗る

刀禅のお稽古

まっすぐな線に沿って歩みを進める

先生がね、「線を擦る感覚で歩みを進めなさい」と
アドバイスしてくださった。

足底で擦るんじゃなくて、足横?を壁(=線)に沿わせてく感じ?

(わかんねーよ、という方は、刀禅のお稽古に参加しましょう)


やっていたら、右足底と左足底の間、要するに股の間に、薄いガラスの壁があるみたいな感覚になった。

工具のキリで穴をあける時の両手のように、
右足と左足が、交互にガラス壁を擦っていくと
身体がぐらつかないんだ。
(当社比でね)

ガラスの壁が消えると、身体が雪崩をおこして崩れちゃう。


(なんか、線に足を沿わせて歩いていると、ドタバタ感が少なくなるなあ)

何だこりゃ?

稽古後、皆と四川料理屋さんに向かいながら ずっと

線に足横を沿わせることで生まれたガラスの壁を
擦りながら歩いていた。


ガラスの壁が足の間にあるとね、

椅子に座って もぐもぐ四川料理を食べている時も
シュッとした感じで座っていられるんだ。

勝手に腹筋が働いていて、まっすぐ座っていられる。


(なんか楽ちんだなあ)

お店を出て、駅まで歩く時も、線に沿ってガラスの壁を擦って歩いた。


(なんか、腰の位置が高くなってきたぞ)

高いところから見下ろしているみたいな気分がする。


馬に跨(またが)っているみたいだなって思った。

歩いてるんだけど、歩いてないみたい。

馬に跨って、パッカパッカ進んでいるみたい。


だから、

「線をなぞると馬に乗る」って思ったんだ。


でもさ、

「線をなぞると馬に乗るんすよ‼」なんて言ったって

(猫派の奴、また頭のおかしい事言ってるぞ)って
思われるだけだからさ、

口に出しては言わないんだ、ふふふん。

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