巨人感覚
少し前に、アートマイムの先生がやってくださった「巨人として動く」
面白かったな。
今でも、時々その感覚を味わっている。
(毎度のことですが、詳細は先生に聞いてね)
巨人として動くとね、支点がずれるんですよ。
それが良いんだな。
手に持った物を動かすとするじゃないですか。
実寸サイズで動くと、手首とか肘を支点にして動かしたくなるの。
なんて言うか、短い梃子で動かそうとしている感じ。
巨人になるとね、梃子が長くなるんだ。
手に持った物の、その先を動かしている感じがする。
昔、野球のコーチの方だったかな?
「練習の時は、通常より遠くに塁を置くんです」 ってお話されていた。
ここがゴールだなって思うと、無意識で速度を ゆるめちゃうんだって。
だから、本来の塁の場所を通過点にしちゃうという説明だった。
無意識で終わらせにかかってしまう感覚、ちょっとわかる気がする。
巨人になると、そこが終わらないんだ。
萎んじゃわない動きになる気がするな。
お客さんの見たいものを、きちんと現出させているみたいな。
というわけで、
私は、どこからどう見ても、ホビットサイズの人間だけど
公園を巨人になって歩いている。