つながれば
「身体の歪みがとれてくると、先生の求めるような 動きになってしまうんだよ」
体幹内操法の先生は、そう おっしゃっていた。
昨日のアートマイムのレッスンで、それが少しわかった気がした。
物に触れてから握る
そんな動きをしていたんだけど
歪みの少ない身体と、歪んでいる身体
どちらの身体でいるかによって、全く異なる結果になる。
歪みの少ない身体だと、腕と体幹が接続されている。
腕と体幹がつながっていると、
身体の中に、重さのかたまりみたいなものが生まれる。
物に触れたり持ったりすると、この重さのかたまりが移動する。
重さの伴う動きになる。
そうすると
(ああ、触れているな)とか
(ああ、持っているな)って感じるんだ。
歪んでいる身体だと、腕と体幹が分離している。
この身体だと、
なんか、身体の内側から触るんじゃなくて
外側から触っている感触になる。
感覚が他人事で 自分事にならないんだ。
物に触れるだけじゃなくて、目の前の現象に触れられることも 表現では すごく大事なんだと思う。
でも、歪んだ身体では触れられないんだ。
触れたい物に、手が届かないの。