重心が見えてきた
動作術の先生と出会うまで、私は重心を動かさずに動いていた。
だから、厳密に言うと 動いていなかったんだ。
形を変化させていただけで、動き(運動)は生じていなかった。
本人は一生懸命動いているつもりなんだけどね。
でも、重心のお稽古を続けていたら、少し重心が見えてきたみたい。
どこが動くべきなのかが、少しわかってきたみたい。
動くべきところが動くためには、動かさずにいるところが必要だったりするんだ。
動きを奪わないでいてあげることが、大切だったりする。
すぐに焦って 余計なことを加えたがる私に、先生や先輩方が
「ほら、ここで もう運動が生まれているんですよ」「もう動いてるわよ」
慌てなくていいんだと教えてくださる。
「この運動に のっていけばいいんですよ」
最近、武術とかの型の順番覚えるのが苦手じゃなくなってきた。
先生から、重心移動の秘密、運動が生まれる条件をレクチャーしていただいたから。
これが わかって型をするとね
(ああ、運動を生じさせたいから この左手が こっちへ行くんだな)とか
(この運動にのって行くんだから普通に左向くよね)ってなる。
不思議。
ちょっと前まで
(キャー、右手だっけ左手だっけ?)
(えー⁉ どっち向くんだっけ? ギャー、皆と逆向いてるー)
右往左往していたのにな。
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