糸がつながっている

昨日びっくりしたんだ。

人形をちょっと動かしてみた時に
今までできていなかった動きができたから。

(あれ? こういう動きずっとできていなかったのに?)

動きと動きの間がつながっている動き

断線していない動き

それが、私はずっとできていなかった。


高貴な人、要するに動きの手数が少ない人の人形を
遣うと、
動きと動きの間が断線しているの丸わかりなんだ。

動きまわる人形の場合は、
(本当はモロバレなんだけど)
なんとなく誤魔化せた気分になっちゃったりもするんだけど。

手数の少ない人形は、「待ち」時間が多い。

「待ち」の間、きちんとつなげ続けていられるかが
問われるんだ。


昨日、ちょこっと人形を動かした時

動きと動きの間がつながっているのが わかった。

いろんな先生方のおかげだけど
刀禅の練行効果が大きい気がする。

動きと動きの間をつなげるには
身体の中を通る糸でつなげる必要がある。
身体の外を通る糸ではつながらない。

そのことを、繰り返し繰り返し身体に染みこませる
練行が多いから。


身体の中を通せた時に、初めて、途切れない動きが成立する。

身体の中には、そんな糸がある。


そのことが、少しずつわかりかけてきたみたいだ。

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