リアリティ=

「リアリティ=重さ」だね、やっぱり

昨日のアートマイムレッスンで実感した。

テーブルや壁にもたれかかる動きをしていたんだけど、

重心が、テーブルや壁にかかっていないと、    例えば、自分側に残ってしまっていると、 

もたれているポーズをしていても、
観ている人は(もたれかかってているな)って  感じられないんだ。

「テーブルに手をついて休んでいる」ことを   表現しようとしていることはわかる。

でも、
(この人、本当には寄りかかっていないよね)
(本当は疲れてないんじゃないの?)

そう思わせてしまうんだ。

中身空っぽで、哀しい振りだけしている台詞を  聞かされている時みたいに。


でも、重心を移動させるって結構難しいんだよ。

四肢と体幹がばらけていたら移動させられないの。重心自体が、目に見える形に現れないの。
(理系の人にめっちゃ怒られそうな表現だな。すみません)

四肢と体幹がきちんと接続されて、身体がひとつにまとまると、                 重さのかたまりみたいなものが、自分のお腹か胸の前あたりに生じるんだ。

そうすると、その重さのかたまりをテーブルや壁に移動することができるようになる。

(テーブルに自分をあずけているな)って感じさせられる身体になる。


人形って物なんですよ。            でも上手い人が操ると、命が宿るの。

人形が呼吸しはじめたぞって瞬間と、       人間の四肢と体幹が一体になって、       重さのかたまりが生まれたぞって瞬間、

似ている気がするんだ。

「生きている」状態ってさ

立ち上がろうとする瞬間            起き上がろうとする瞬間にあるのかもしれない。


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