ねえ、はまってないんじゃない?
ワークショップで、できない動きと出会う。
尻もちをつくみたいに、股関節を抜く……
らしいのだが、抜けない。
一切抜けない。
抜ける気配ゼロ。
胸を使うことで、身体をうしろに運んでしまう。
先生〜、できませ〜ん。
まあ、私には良くあることなので、気に病まない。
他の人は、それでできても、
抜こうとすることで、私は、この動きはできないな
抜いても、股関節では何もはじまらない
その確信を持ち帰る。
たまたま、翌日は、竹川流運動の会の日だった。
そして、たまたま、その日は、後屈について深堀りしていた。
たまたま、後屈の流れで、股関節を伸展させる動作をした瞬間、
ん⁉ 股関節が、はまった⁉
と、思った。
ていうか、
あれ⁉ 私の股関節ってさ、もしかして、はまってなかった?
半分抜けかかった状態が、デフォルトじゃね?
それに気づいた。
股関節が、はまっているから、
私の感覚だと、股関節が高い位置にあるから、
抜いて落とせるんだよ。
私の股関節は、落ちきったところにいるから、
どんなに力を抜いたって、それ以上動きようがないの。
だから、落ちきっていない他のパーツが動くわけ。
だから、冒頭の動きを練習しようとする前に、
その動きをはじめられるポジションに、身体を持っていけないとダメなわけ。
尻もちがつけるのは、まだ先のこと。
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