骨を転がし、身体を綯(な)う

「講座の内容は、放流して構わないですよ」

竹川流運動の竹川先生がおっしゃっていた。
先生、太っ腹だなあ。


というわけで、ある日の、竹川流運動の会


先生
「踵は……親指だったんです!!」

我々
「……なっ!……なんだって〜っ!!」

先生
「人類は……パンダだったんです!!」

我々
「!!!!」(声にならない衝撃)


あれ?おかしいな。文章が拙すぎて、講座の良さが1mmも伝わってないぞ。
すごい、床つかみやすくなったんだけどな、この話の後で。

まあいいや。リポート能力は、おいおい上げていこう。


今月の運動の会では、

骨をコロコロ転がして、身体を整える方法も教えてくださった。

皆で、手のひらでつつんだ自分の骨を、コロコロコロコロ転がしていったんだ。


なんだろう、この感覚


紙縒りをよっているみたい

縄をなっているみたい


コロコロ転がしたところから、吸い付くように身体がつながってくる。

先に転がした左脚は、明らかに右脚より長くなった。

でも、これ、長くなっただけじゃない。

なんか、密度も濃くなった。

密着度が上がった感じ。


指先の中で、和紙が紙縒りになるように

手のひらの中で、藁が縄に生まれ変わるように

手につつまれてコロコロ転がる骨から、身体が編み上がっていく


( 解せぬ… )


私のまわりで、クエスチョンマークが舞っている。


なんで、骨を転がすだけで、身体がまとまるんですか?

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