揺らげる場所

ずっと不思議だった。

どうして、動作術の先生が「中間重心」と
おっしゃる場所にいると、台詞が自由になるのか。

ニュアンスのつけ方が、自在になるんだよね。
(当社比ですよ)

その理由が、ちょっとわかった気がした。


アートマイムの先生の「トーラス呼吸」という
ワークショップに行ってきたんだ。

トーラス呼吸は、
見た目 怪しい黒魔術の儀式みたいな動きなんだけど、
表現する時に、動くべき場所を目覚めさせる
そんなワーク。


今日は、足裏の感覚を教えていただいた。
(詳細は先生にお尋ねください)

その時、

私は、押せる場所で押していて、引ける場所で
引いているからダメなんだってわかった。

私は、自分が(押せない)と思う場所で押して、
自分が(引けない)と思う場所で引く必要が
あったんだ。


自分が押せる場所、自分が引ける場所は

揺らがない場所

変化のつかない場所

悪い意味で、安定している場所


自分が(押せない)(引けない)と感じる場所は

揺らげる場所


台詞には 揺らぎが必要なんだ。


(厳密に言うと、動作術の先生の場所とアートマイムの先生の場所は違います。でも揺らげるという点では同じです)



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