圧着
これでもかってくらい圧着させられるんだ
刀禅のワークをすると。
動きと内臓が圧着させられる
そんな気がしてくる。
おかげで、内臓が剥離した動きと、内臓が圧着した動きの区別がつくようになってきた。
今日の人形劇でも、やりながら
(あ、剥離した)
(む、圧着できてる)
なんて思っていた。
私、何かが足りてなくて、圧着させ続けるのが大変なんだ。
すぐ剥がれちゃう。
でも、内臓と剥離した状態って、
台詞言いながら人形動かしていても、すぐわかる。
これダメな演技だ
中身空っぽだわって。
観ている子ども達も、わかるみたい。
内臓と圧着されている時は
ドッカンドッカン笑ってる。
内臓と剥離した時は
波が引くみたいに、お客さんの気持ちが離れていく。
反応が薄くなる。
そうだよね。
やってる私だって思うもの。
内臓が剥離した演技
それは
出汁のとれていないスープ
(え? このスープ、ただの水だよ?)
(味しないよ?)
ってなっちゃうよね。
だから、私は圧着し直す。
お客さんの気持ちが戻ってくる。
子ども達が、ドッカンドッカン笑っている。
演技しながら、頭の片隅で
(そうだよね)
(美味しいスープが飲みたいよね)
そう、私は思っている。
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