表裏一体
体幹内操法の先生のコーチング
芯Gripを持ちながら、先生と身体を動かした。
芯Gripを持つと、運動の方向がわかるの。
手の中の芯Gripが教えてくれるから。
「はい開いて」
クルッと回して持ち替えると
「はい閉じて」
仮に、開く方を表、閉じる方を裏としておきます。
表の身体(開いていく身体)と裏の身体(閉じていく身体)があるとしておきます。
コーチングを受けるまで、表の身体と裏の身体の違いなんかわかっていなかった。
表だか裏だかよくわからない ぼやけた身体をしていた。
最近やっと、
あ、表と裏って、本当にあるんだと思うようになってきた。
今、表だなとか、今、裏ですねとか、わかるように
なってきた。
今日は、そこから1歩進んだ話をお聞きした。
片側が表で片側が裏な身体。
先生の解説を聴いた時、
両側表で人形を遣っていたから、動きが詰まっていたのだと理解した。
両側表だと、人形の胴串を持つ左手と、
人形の手についた鉄線を持つ右手が喧嘩をするんだ。
「あたしが主役よ」
「いや、主役は俺だよ」って。
両側裏だと、どちらも引っ込み思案になっちゃうの。
「どうぞどうぞ」
「とんでもない。あなたがどうぞ」
左手が表、右手が裏にすると、喧嘩しなくなる。
動きがスーッと走っていく。
右手が方向を指し示し、左手がそのルートを駆け抜け、右手がそれを後押しする。
息のあった夫婦みたい。
どうやら
道具を遣う時は、表だけ裏だけだと雑な動きに
なるみたいだ。
どちらで止めているのかは わからないけど
半身が開く方向に働いているから、
道具をメインで操る反対の半身を思いっきり
閉じる方向に働かせられる。
半身が閉じる方向に働いているから、
道具を持つ反対の半身を存分に開く方向へ働かせて
あげられる。
これ、両側表、両側裏だと
おもちゃ箱をひっくり返してぶちまけるみたいな
動きになるんだ。
私がよくやるやつ。崩壊してますがなって感じの。
そうじゃなくて、表裏一体な身体で持ってあげると
良いみたいだ。
表裏一体な身体で持つと、翻(ひるがえ)ることができる。
翻ると循環がはじまる。
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