中間は躍動する場所

動作術の先生が教えてくださった中間重心

中間にいるとね、重たい荷物が軽くなるんだ。
機材の搬入が すごく楽ちん。


動作術の先生は、骨格ポジションを「人として動ける
場所」に持ってくる方法も教えてくださるんだけど

私、面白いことに気づいたんだ。

骨格ポジションが整えば整うほど
中間重心の精度が上がってくるの。

骨格ポジションが整ってない、崩れた姿勢でも中間は出せる。

でも、その場合、中間重心が円だとしたら、
すごく大きな円になってしまうんだ。

この辺一帯が中間ですっていう、ざっくりとした
中間になる。


骨格ポジションが整ってくると、円が小さくなってくる。

「この辺一帯が」じゃなくて
「ここが」中間重心です、になってくるんだ。


上演前のマイクチェックで、台詞を言いながら
中間重心にしてみたの。

台詞が動く
自在に変化していく台詞になった。

変えようとしてないのに、変わっちゃう
そんな感じ。


中間重心じゃない居着いた場所にいたら
こういう変化はしないんだ。

自分でこねくり回して変化させる感じになる。
だから作為の手が見える。


もっと骨格ポジションが整って、
もっと正確に中間を捉えられるようになれば、

もっと台詞は躍動するだろう。


中間は、自由になれる場所なんだ。

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