中心行方不明
スポーツ整体パーソナルトレーニングで運動軸調整を受けました。
人間って、茹でガエルなんだなと つくづく感じました。
じわじわ茹でられると、自分が危険な状態にあることに気づかないように
じわじわ可動域が狭まってくると、わからないんだ
こんなに動けなくなっていることすら。
代償動作で誤魔化しているの、普段は。
代償動作が出せない状態で、先生に動かされると
ぶったまげるんだよ。
(え!? 左に全く回旋できない!?)
一応身体使う仕事してるから、鈍臭いけど少しは
動けていると思っていたのに。
コンクリのブロックが入っているみたいに
身体がつっかえている。
つっかかりの原因は、骨がはずれかかっているから。
動かす方向が間違っていると、だんだん骨が ずれてくる。
骨が明後日の方向を向いているから
中心が割り出せない。
中心を見失っているのが、今の私の身体だった。
先生が、運動の方向を繰り返し教えてくださる。
普段使っている場所と全然違う。
先生の方向だと、身体の内側が使われる。
私の普段使いは、全て外側で処理している。
内側使っているつもりだったけど、まだ全然外だったみたい。
「ここで 足首こねたがるでしょう?」
右足は すごい捻り癖がついている。
必要ないのに、いつの間にか捻りをいれておく習慣がついている。
「ただ曲げて伸ばすだけよ」
そのシンプルな曲げ伸ばしができない。
余計な装飾品がゴテゴテついていて邪魔をする。
でも、先生の動かしてくださる方向に向かうと
身体が どんどんコンパクトになる。
身体はコンパクトになっていくのに、腕と脚は長くなる。
ボワッとしていた身体がしまってくる。
すると身体の解像度が上がる。
調整が終わって、先生が行方不明になっていた
私の中心を探し当ててくださった。
中心を見失わないように、足首の角度に気をつけながら駅のホームを歩く。
(より良い操演ができる身体を手に入れる道は、果てしないけど めげたりしないぞ)
と自分に言い聞かせる。
全然身体使えてないことが判明したけど
お財布の中の300円が全財産だと思っていたら
口座に1,000円入っていることがわかった
今日は そんな日だったんだ。
この1,000円が口座から引き出せれば、凄いことができる。
口座から引き出すための暗証番号が「中心」だ。
ああ、もう中心見失いたくないよう。
凍結口座にしたくないよ。
頑張れ自分。
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