霞む身体
能のお稽古
先生が、眼のワークを教えてくださった。
(具体的な内容は先生にお尋ねください)
ゆっくり右をみると、右の身体が膨らんでいく。
ゆっくり左に目を遣ると、左の身体が膨らんでいく。
身体が膨らんでいくと、
身体の中から肉々しい塊が消えていく。
身体が霞(かすみ)みたいになっていくの。
物体!って感じじゃなくなっていくんだ。
身体が消えて、意識だけが空間を漂っている
そんな感覚になっていくの。
(実際には 身体ありますよ)
霞んだ身体だと、動きの始まりが、どこか深いところからになる。
深いところで何かが生まれる気配がする。
ここで生まれた何かに ついて行く必要があるんだ。
台詞も人形も。
この動きは、動きから内臓が剥がれていない動き。
内臓が剥離していると、
中身が空っぽの台詞
中身が空っぽの動きになる。
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