シーツをピンとしている

能の構えでする手の形の意味

ちょっと わかってきたかもしれない。


今日さ、

(あ! この手の形、必要だわ)って思ったんだ。

今まではさ、扇持ってない方の手なんか
意識抜けまくりだからさ、
人差し指を曲げた手の形取るのなんか 忘れちゃう
わけ。

いつの間にか、ゾンビみたいな ぶら下がっている
だけの手になってるわけ。


でも 今日は、なんでかわからないけど

(この手にしておかないと、按配が悪いぞ)って
感じたんだ。

この手にしておかないと、身体の中がピンと張れないって わかったんだ。


片手だけが、能の構えの手になっていてもダメなのよ。

両方の手が、能の構えの手になっていないと
ピンと張れないの。


私の身体は、1枚のシーツ。

能の構えを取ることで、ピンと張られる。

張られると、身体全体が 少し持ち上がる。

持ち上がると、摺足とか お能の所作が格段に
やりやすくなるんだ。


私の身体は、1枚のピンと張られたシーツ。

ピンと張られたシーツが、板の間を移動している。

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