怖い眼
気合を入れると、ちょっと怖い眼になったりしますよね。
やる気モードのスイッチが入った自分って感じがして、その状態に酔ってしまったりするのだけれど。
でも、怖い眼になると身体にロックがかかるんだ。
気持ちばかりが先んじて、身体が置いてきぼりになる。
気持ちが身体から剥がれてしまう。
エンジンの空ぶかし状態。
体幹内操法の先生が教えてくださった。
「うまくやらなきゃ」とか「失敗しちゃいけない」とか思って、怖い眼になっている時って、 頭で考えているんだって。
私、しょっちゅう「考えすぎ」「お前は考えるからダメなんだ」って注意されてる。
だから、自分が良くないことをしているんだろうなってことは、わかっている。
でも、そこから抜け出せないでいた。
「考えるな」って言われても……。
「なんで考えるのをやめないんだ⁉ お前は良くなる気がないんだ!!」って決めつけられても……。
私は、良くなりたいって思ってるんですよ。
体幹内操法の先生のアドバイスは、あっさりしたものだった。
「考えていて良いですよ」
え?良いんですか?
「考える場所、○で考えて」
………。
頭じゃなくて、○で考えた。
(○の場所が知りたい方は、体幹内操法の先生にお尋ねください)
眼のこわばり、歯の食いしばり、首の後ろの力感がスッと溶けていった。
なんだ、こんな簡単なことだったのか
私は、呆気にとられていた。
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