刀中蔵(とうちゅうぞう)
刀中蔵というのは剣術用語で、
素人がざっくり説明すると、
自分の身が刀の幅に納まるように、刀の影に隠れて構えて、
相手から切られないようにしなさいということみたい
刀中蔵すると
刀の中心と自分の中心が一致するみたいな気がする。
ていうか、一致しないと隠れられない。
刀中蔵すると
刀と自分が押しあっているみたいな感覚が生まれる。
何かが抜けた持ち方では なくなる。
すると、刀の動きと自分の動きに時間差が生じなくなる。
同時に動ける。
刀中蔵すると
なんかピシッってするの。
構えが締まるの。
刀中蔵してないと、どこか間抜けな構えになるんだ。
刀中蔵してない時って、二次元なんだ。
刀と私、平面上にいるの。
刀中蔵すると、3次元になるの。
刀と私の間に奥行きが生まれるから。
人形も刀中蔵で構えた方がいいのかもしれない。
まだ検証途中だけど。
奥行きが生まれることで生じる
物と私が、押し合うような引き合うような感覚
それによって生まれる、物と私の一体感
これがないと、生きた動きにならない気がするんだ。