目と手と舌
インド舞踊モーヒニヤッタムのオンラインレッスンを受講した。
モーヒニヤッタムは、目の動きを重視している。
先生に教わりながら、ゆっくり目を巡らせていくと
身体の内側から球体のついた美顔器ローラーを
転がしているみたい。
身体の内側が伸ばされていく。
目と手をリンクさせると、
スプーン玉運びリレーをしているような感覚。
目と手がリンクしていると、玉のような物が落ちない。
玉のような物は、演技の世界で気持ちや感情と呼ばれているものだ。
目と手のリンクが保たれていると、動きに常に感情がのっている。
ここから先は、私が勝手に思ったことなんだけど
目と舌は似ている。
舌を動かすと内臓もそれに引っ張られて動く感覚がある。
内臓が動いてない演技って、私はダメだと思っている。(いろんな先生方がそう教えてくださった)
だから舌の位置も重要なんだ。
(舌だけヒョコヒョコ動かすというより、舌がそのポジションにくる身体にするという感じだけど)
モーヒニヤッタムの目の動きをすると、やっぱり内臓が動く感触がある。
目と手を協調させると、その感触が更に強まる。
目で見るって、目で何かに触れるということだ。
手も何かに触れる器官だ。
舌も味わう対象に触れる器官だ。
全ての器官で触れていること。
なんとなく、それが大切な気がした。