264.国際交流

日曜日、夫が久々に友人と(かき氷好き同士)遊びに行っていた。私達と同時期に結婚の話があがったが、コロナでさまざまな書類が滞りまくり、やっと11月にご主人が日本に入国し、両親のお顔合わせとなるそうだ。
ご主人側の書類が全然揃わないんだそう。
その点日本はお金持ちだろうが、庶民だろうが、お役所は頑張って処理してくれるし、正確だし。ちゃんとしている。ありがたい限りだ。

主人の友達は女性で、純血の日本人だが、ことあるごとに海外に出て、英語圏でずーっと暮らしてきた。今は虎ノ門ヒルズで得意の英語を生かして働いているそう。
彼女のご主人となる方は、チュニジアに永住権を持つスイス人で、5ヶ国語喋れるそう。アラビア語…生徒さんに繋げたい。

スイス人君は日本語は未だ辿々しいそうだが、運動が大好きで現在はドイツで仕事しているそう。
私は彼が来年日本に来たタイミングで会わせてもらって、お散歩友達になりたいってことと、英語でサイクリングをしたいと思っていて、リクエストした。
ひとまず基礎を女性の方から、メインには水泳英語を習いたい。というところで、聞きたいことを書いて出して…というところで話が止まった。

ここからは、私の小さな脳みその(頭の)整理が必要だ。

いつもながら、どういう意味?!で毎度つまずく。

お先にどうぞという日本語を例に話をすると、シンガポールで英語での練習会に出た時に、after youと現地日本人スイマーから習った。
日本ではいやいや、あなたが先にとか面倒な駆け引きを4つ5つしなくてはならないのだが、(調子がどうのとかも聞いてやらねばならぬ)
それは何というの?と聞いたら、(面倒な話題の部分)それ要らないと言われた。
あ、そーなんだ。ならば気楽♫

シンガポールで泳いだ時、試してみたら、あらそ!分かった。で済んだ。何秒で来るの?凄いね。次もっと良く泳げると良いねと、本筋に関係する会話で終わった。

また、スピードトレーニングをしたいから、私があなたの前で泳ぎたい、先頭で泳ぎたいという時も、そう言えば、あらそ?どーぞ。と言ってくれる。

日本みたいに、遅くて悪かったわね。みたいなことは一切ないし。よーし、Hitomi 前が開けた、飛ばしてよ!と言って貰える。

日本みたいに、何秒空けてねとか、遅かったらごめんねとか、トレーニング の本筋に必要ない、私の嫌いな負のどーでもいい情報を必要としない。

水泳では、先行って!を非常によく使う。

海外の大会などは休んでいるとどんどん周りが抜いてくれる。
入りたくなれば、入れて!って動きながらアピールすれば泳げる。

私も、海外では!!!!!!前が遅いとどんどん抜いて練習する。遅い人は遅い人なりに、速い人は早い人なりに自分の事だけを完結すれば良い。日本のように抜いたとか危ないとか文句を言わない。だってお互い様だから。下手は迷惑をかけないように、上手いは避けて泳ぐ。それで良いじゃんと思う。

が、
日本ではそれが恐ろしいほど面倒なのだ。
まず上手い人が合流する時、安全な位置に動きながら入ろうとすると、止められたとか、抜くと文句を10個ほど言われる。
パターンがあるので、ハイハイと聞いていれば良いが、その時間無駄。。。

先に行ってと日本でいう場合、消極的な意味合いが強い。
相手をリスペクトしている意味で使う人としか、私は暮らさないと決めているので目に入るところにはそういう人を絶対に置かないようにしているが。

相手が自分より早い時に私のせいであなたのトレーニングに迷惑がかかると嫌だから。という理由と、煽られたり急かされたくない時にマイペースをキープするために後ろから行くことで自分の練習がしたいというこの2点の意味合いを持つ。

愚痴を含む内容となって申し訳ない。
これ、面白いことに、私は国際大会の方が楽しくて、その辺にいる方と(招集 レース前の集合場所・整列場所みたいなもの)適当に話して何故か仲良くなって帰ってくるのだが。
我がチームメイトは萎縮して固まって終わって帰国した。
練習で誰も止まってくれず、コースの流れに合流できなくて泳げないと文句を言ってしまうのだ。

昨日その友達に用事を頼むために連絡したが、今の私とはやっぱり合わなくがっかりしたが、それはそういうものと思っている。

島国に育った私達日本人からすると、隣の国に行くことや、大陸を通じ様々な人が行き交うという環境や、それに伴う価値観もないので、なんとなく旅行で行ったことがあるから、テレビで見聞きしたから知った気になっているが、実は内情はなーんにもしらなかったりする。
行って初めて経験して知ることもある。
旅行やビジネス、友人など
関係がなかったら、恐らく興味すら持たないだろう。

チュニジアは、イタリアに近いのでヨーロッパのお金持ちがリゾート地を買い漁っていて不動産価格が高騰しているのだそう。

日本の円安を嘆き悲しんでいても仕方ないのだが。
豊かな暮らしをしている人達は沢山いるわけで、やれ風の時代だ、牡羊座満月だ、挑戦しろ、好きなことをしろなどとYouTubeを聞いていて、それはそれで一理あるが、分かりやすい上向き成長がないから、違う価値観を持とうと言われている気がしてならない。

まぁ、そのへんは水泳の記録が頭打ちになることと似ているから、受け入れられるし。何をもって良しとするか、何を目指すか?はそれぞれで良いと私は感じている。

話を戻すと。
2019年にコロナが始まるか?季節性インフルエンザが強いぞ!なんて時に二人生活が始まって、約3年。
この10月に入り、身の回りでゴソゴソと動きが出始めた。

今月は人と会ったりしてのんびりと楽しく暮らそうと感じている。

私自身は相変わらず、気が向いたら勉強する程度で、語学に心血を注ぐというよりは、これまた周りがぜーんぶ助けてくれたので、頼りきった、そして今後もそんな感じ…であろう。その程度の必要性しかないところで、幸せに暮らせてしまっているのだ。

ただ、夫は美的感覚、私のお友達は、英語や中国語ができるような、国際的な広い視野を持っている人、決めつけない人、感覚的に凝り固まっていない人達が大好きだからそばに居る。そんな感じだ。

私ごときが偉そうな口を叩けないのは百も承知で言わせてもらえるならば、スイス人君のように、どこにだって住めるし、何にだってなれるし、彼の日本移住生活について、私は助けたいし、遊んでもらいたいと思うし、話してみたいと思う。

凝り固まった価値観が私のいく手を阻むのならば、ぶっ壊して前に進みたい。その一助が今投下されたような気がしてならない。

after you 時にはそれも良いものだ。



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