15.不思議なご縁

インスタでこのコラムを載せ始めたことにより、古い友人関係が再開した。1件ではなく2件…驚きだ。
何よりすごく嬉しかった。私からも昔お世話になったトレーナーさんに連絡してみようかな。

普段なんとなく関係があるようで、ないようで。用事がなければ会うことも連絡することすらない、関わりが薄い生活が、コロナによってさらに加速してしまって。人知れず孤独感を感じた方もいたのではないだろうか?

そういう私は協調性ゼロ、群れるの大嫌い…

とはいえ、やっぱり、ご飯を食べに行けば店員さんにお世話になるし、このご飯も朝から炊いてくれて、だれかが生産してくれた稲だし、運んだ人がいるわけだし。
拡大しすぎではあるが、それぞれの役割を果たしながら、全員が少しずつ関わるんだなぁと感じた。

詳細は割愛するが、私は人に興味がある。再婚に向けて様々な方とラインでメッセージの交換をしたり実際にあったり、運良く普通に生きていたら会えないような方と知り合うことができ、いまだにご縁が続いている。
世の中には自分が思う以上にあったかいものだったし、その方には、その方の育ってきた環境や思いや考えや正義があり、それを理解できてくると、あーなるほどね。と感心することが多い。
私の経験したことのない、あの人の人生を聞かせてもらい、色々感動した。
感じかたら考え方は人それぞれで、本当に様々である。私とあなたは似ていても違う。自分の合うとか合わないとか、ちっぽけなこと言っている場合ではなかったし、どんなふうに自分が変わっていけるか、そこにも興味があった。本当に色々な思いのもと人って動くし、たーくさん、たーくさん愛情をもらい続けてきていると自分も人を大切にしなくてはと、身が引き締まる。

指導の現場においても、実際の技術指導は全体の1/10程度。他は何をしているかというと生徒さんの感覚ややり易いやりにくい、わかったわからないなどを徹底的に聞いて、むしろそこから聞き出して、まちがえた動きをしてしまっている大元の原因のようなものを探し当てる作業をしている。
まず、言葉というのは一人一人感じ方が違う。
こういうふうにすると良いよ!も、私の感覚と生徒さんの受ける印象は全く違う。
最近は言い換え言葉とか、伝え方とかって本が流行っているが、それもその象徴だろう。
違う場合も、ちがうよ、これが正しいだよ、どこが違うと思う?みたいに、違うのごり押しで相手は動かない。
なんでこんなふうにしたくなるのか、かかなくていいといわれても、かきたくなるのは進まないと感じているのか、使う筋肉がうまく動かせないならそのトレーニングが先だし、頑張らないといけないと思っているのか、バランスが取れないのか、それぞれ声のかける内容が変わる。

対面でしかみてあげられない点も多く、指導現場は一瞬一瞬が勝負だ。

毎週定期的にお会いするみなさんに支えられて今がある。彼女達との水泳生活を楽しみながら、このかたはどんな背景があるんだろう、どんなふうに考えているんだろう、どういう感覚なのだろう…

興味を持って相手の動きをよく見ていると自然と答えが浮き上がってくる。今日も上手に伝えられるかな…


いいなと思ったら応援しよう!