73.勝ち色
その昔、お世話になっていたコーチがクラブから独立し勝ち色というものを使ってゴーグルの自作(をはじめとする事業)を展開したというので、選手コースの子達に混じって私もやった事がある。
それは何色かの確か12枚くらいだったか…原色に加えてピンクや紫、オレンジ茶色など…折り紙(色がわかりやすいもの)を見せて物を握ったりして力を入れる際の入り具合から判断する至ってシンプルで分かりやすい物であったが、要するにその人に合った頑張れる色とリラックスの色があるという話だ。
私は白好きなので、白とピンクと青と…紫くらいかなーと思って見ていた。練習水着については意外と黄色を使っている事が多く、私の勝ち色はピンクと白だった気がする。仲間の選手やコーチは予想通りの方もいれば、全くの予想外の方もあり、目から入る色の効果、この続きとしては味覚(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味のようなもの)音についても、勝ち飯、勝ち音があるのだそう。
今朝noteをみていたら、色は電磁波で有ると書いてあった。そうだよね、エネルギーを出しているよね。部屋の色が紺の場合と、赤では全く印象が違うし、嫌いな色に囲まれていたらイラっとする。
その方は街の色というものがあると書いておられた。へぇー…今朝は気分転換と集中力確保のため中野駅の反対側で、コラムを仕上げてご褒美カフェミスト満喫中だ。
こちら側はなんといっても芝生が綺麗。木々が多く広々としていて、今の時間は通勤通学も落ち着いたこともあり、区の清掃業者の方が掃き掃除してくださるシャッシャッという音が心地よい。
こちらのイメージは若葉のような緑だなぁ…
対して、クラブがある側は灰色というか、ベージュに近い薄茶色というか。
渋谷は最近桜ヶ丘の開発が進んできて鉄鋼だらけになった。あの圧迫感…広々を経験してしまうとなんとも嫌な気がする。セルリアンの茶色か、アスファルトの灰色か…あまり元気が出ないけれど、クラブ自体は陽の光が差し込むのでオレンジや光の金色かな…などなど。
聞こえている音や見えている色はとてもとても限られている。あなたと私が同じ色を見えている訳ではない。そんなことを思うと、ぼーっとしていて耳に入る雑音も、ある人には心地よく、ある人には騒音で。色も見逃すか捉えるか…
たまにはのんびり、ぼんやり目を上げて暮らして見たいと思った月曜の朝。
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