TLT(米国債20年超ETF)買い時はいつ?
こんにちは、ぷぺ亀です。
今回は、TLT(米国債20年超ETF)の買い時について説明します。
この記事を読んだ人は、
・話題のTLT(米国債20年超ETF)とは?
・TLTが「美味しい」と思う理由
・購入時の注意点
が分かります。
それでは、本日のお品書きです。
TLT(米国債20年超ETF)とは?
TLT(米国債20年超ETF)とは、アメリカの国債で構成される指数に連動する投資成果を目指すETF(上場投資信託)です。
ざっくり言うと、アメリカの国債をまるっと(間接的に)買うよ、という方向けの投資商品です。
ちなみに、国債の残存期間が20年を超えるものを扱っています。
(国債は、残りの期間が長くなればなるほど、配当利回りが高くなります。)
新NISAで買えるの?
TLT(米国債20年超ETF)は、新NISAの「成長投資枠」で買うことができます↓
分配金利回りは?
2025年1月17日時点の、分配金利回りは4.31%です。
分配金はいつ入るの?
毎月分配型なので、毎月、配当金が入ってきます↓
TLT(米国債20年超ETF)が注目されている理由
2025年1月17日の時点で分配金利回りは4.31%あります。
最近、この利回りが美味しい!ということで注目を集めるようになりました。
具体的には、TLTの過去5年の平均分配金利回りは2.42%です。過去10年で見ても、平均リターンが2.48%です。
そう考えると、今の4.31%という分配金の利回りが美味しいことが分かります。
ところで、そもそもアメリカの国債とは、「アメリカ政府にお金を貸してあげるよ。だから利子をつけて返してね。」というものです。
例えば、100ドル貸してあげるから、年間2ドルは利子としてちょうだいね、という感じです。
それが、最近だと、100ドル貸してあげるから、年間4ドルはもらえるよね、という感じになってきた、ということです。
これをTLT(米国債20年超ETF)に置き換えて考えると、
今までは、分配金利回りが2.5%だったものが、4.3%になったよ、という感じです。
なので、これを「美味しい」と感じる人が増えてきました。
TLT(米国債20年超ETF)の買い時は?
今の日本の、個人向け国債(変動10年)の金利は0.75%ぐらいです。
一方、今、アメリカの国債を(TLTを通じて間接的に)買うと、金利が約4.3%もらえる、という感じです。
この状況をどう見るか、です。TLTの分配金利回りが◯%になったら「買いですよ」と言い切ることはできませんが、
この状況を「美味しい」と思う人が、出てきた、という感じです。
TLT(米国債20年超ETF)を買うときの注意点は?
注意点は主に2つです。
1つ目、国債が紙切れになる可能性
アメリカ国債の仕組み上、アメリカ政府が「国債の利子は払えませんっ」と言えば、国債が紙切れになります。
事実上、アメリカ政府が破綻すると、アメリカの国債は紙切れになります。
同じように、日本の国債も日本政府が破綻すると紙切れになります。
「アメリカが破綻する」というシナリオは考えにくいですが、リスクを挙げるとするとこんな感じになります。
2つ目、アメリカの税金が10%かかる
2025年1月17日の時点で、TLT(米国債20年超ETF)の分配金利回りは4.31%あります。
そこにアメリカの税金10%を考慮すると、
4.31%×0.9=3.879%
となります。
なので、
最終的な手元に残るお金で利回りを考えると約3.9%になります。
さらに、新NISAなら分配金に税金はかかりませんが、一般口座での運用となると、ここからさらに約20%の税金がかかります。
表面上の利回りも大切にしつつ、実際に、手元に入るお金で利回りを考える、という視点も必要かもしれません。
まとめ
TLT(米国債20年超ETF)とは?
アメリカの国債(20年超のもの)にまるっと投資するよ。
新NISAで買えるの?
買えるよ。
分配金利回りは?
約4.3%だよ。
分配金はいつ入るの?
毎月、入るよ。
TLT(米国債20年超ETF)が注目されている理由
割安感が出てきて「美味しい」と思う人が増えてきたからだよ。
TLT(米国債20年超ETF)の買い時は?
日本の個人向け国債(10年)の金利が0.75%なので、それと比較して「美味しい」と思う人が増えてきよ。
ざっくり、ここ10年のアメリカの国債の金利が2.4%から4.3%になったから、それを「美味しい」と思う人が増えてきたよ。
TLT(米国債20年超ETF)を買うときの注意点は?
・アメリカ政府が破綻したら紙切れになるよ。
・アメリカの税金を考えると、手元に残るお金の利回りは、約3.9%だよ。
以上、参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。