インドを知らない自分よ、今までありがとう
もうすぐ、ついに、インドへ行く。
日頃ウザいほどにインド愛とウンチクを口にして、毎日インド料理と接しているにも関わらず、インドに行ってないことが歯痒く、情けなく、心苦しく、自分は嘘偽りを並べているんじゃないかと、人前に立つ自信を無くして早数年が経過しました。
しかし、そんな自分ともお別れの日が迫ってきた。本当のインドを知らない自分とバイバイ。行ったことがないがゆえ、インド経験者に負けてたまるかという反骨精神からくる探究心、情報収集力、どんな場所でもインドに変えてしまう強烈なインド妄想力。
インド童貞の自分よ、よくここまでやってきたと思う。
周囲の人や僕の料理を食べた人からは、行ったことがないと言うといつも驚かれていたほどに。
インド童貞の自分、今までありがとう!
そして知らないことの強みを失うのだ。
音楽を20年以上やってきて、それを失うことがどういうことかは理解している。
失った分以上に、得なければいけないことも理解している。
昨晩は僕にとってのインド、サンバレーホテルへ。
インドの魅力を僕に伝えてくれ、僕のアーティスト人生に多大な影響を与えてくれた場所。
もうすぐここは僕にとってのインドじゃなくなり、三軒茶屋にあるインド料理店になる。
インドを知ってからサンバレーに行くのがすごく楽しみだ。より深く理解、感動できるようになって、インドをフラッシュバックさせてくれるんだろうなって。
昨晩は北インド料理の日でした。
しかも数年前、僕がサンバレーに心を掴まれまくったパンジャビチキンカレーがオンメニューの日でした。
インドへ行く前、最後に、僕にとってのインドへ行けてよかった。とにかくかっこよくてエレガントでエンターテイナー。
そして本当にこんな美味いものがインドにあるのだろうか…?
ご馳走様でした。
いつも美味しいだけじゃない感動をありがとうございます!