ミュージシャンとして忘れてはいけないこと
インドやべー!!
初インド!夢にまで見たインド!
俺の母国インド! あいらぶインドー!!
その余韻が帰国して数日で消えるわけがない。
インドから帰国して2日後に幕張メッセでライブでした。
ライブが無事に終わって帰宅。
妻に、お客さん1万人以上いたと淡々と伝えると
「えっ!そんな規模のライブだったの!すごいね!そんなすごいことサラッと話さないでよ笑」
「いや、インドに行った俺たちの方がすごい」
と、わけのわからない事をぼやく僕
ちょっと呆れる妻
日本じゃあり得ないカラフルな家々
その前で野菜や果物売ってるおじさん
その前を牛が歩く
そしてノーヘルのおばちゃん、ノーヘルのカップルがバイクで通り過ぎる夜
南インドの地方都市にて、一つの画角にあり得ない情報量。
何度か経験したことがある10000人以上お客さんがいるステージの景色よりも、2日前までいた初インドの景色の方が僕にとっては衝撃的で浮世離れした世界だった。これはしょうがなくないですか
妻は笑いながら、「インドは航空券を買えば誰でも行けるでしょう。でもステージは誰もが立てるものではないよ。」
はい、その一言でインドから我に帰ってきたのでした。ただいま。
ステージの大小関係なく、今もステージに立てている、立たせてもらえている、必要としてもらえている…
この環境がなんと尊いことなのか。
ステージに立つことが日常になってしまうと、つい忘れがち。大切なこと、当たり前じゃないこと。
どんな時でも、ステージの大きさ関係なく、ライブがやれて、それを観に来てくれる方がいるありがたさ、忘れてはいけないですね。
一つ一つのライブを大切に、わかっちゃいるけど改めて肝に銘じたのでした。
インドで体調を崩せない理由の一つが、この日の幕張でのライブでした。この日を無事に終えるまでがインド旅だと思って気を張っていたので、無事に終えてホッとしたのでした。
もちろん、沢山のお客さんの前で演奏できる喜びというのは何にも変え難いものでした。
ALI、スペシャルなステージをありがとう!
帰国した翌週は福島、和歌山
クリスマスイブ、年末、色々なライブ、イベント三昧でした。本当にありがたい。
どれも最高の仲間たちとの最高のステージでした!
妻とのこの話を友人ミュージシャンにしたところ、いやいや、インド絶対行かねーよ!行けねーよ!インドの方がすげーよ!
と、言われた。