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子犬の引き取りは生後8週間から、動物愛護国のイギリス

また犬を迎えようと今ネットでブリーダー検索をするのが家族での日課になっている。

私は動物があまり得意ではなく生きてきたのだが、夫に出会った頃、夫には既に夫の大好きだったおばあちゃんが残しっていたジャック・ラッセルのラフ、ジャッキーがいた。私にとってジャッキーは初犬体験をさせてくれた子で、ジャッキーのおかげで私は犬が好きになった。ジャッキーは息子が3歳になったばかりの春、18歳という大往生の末亡くなったのだが、ジャッキーを亡くして5年が経とうとしている今、息子も面倒を見れる年齢だし、また犬との生活をしてみようと家族で話し合っている。

ブリーダーを検索していると、例えば1月1日に生まれて新しいお家へは2月25日以降行けます、犬のお父さんお母さんにも会えます。などと書かれているのに気が付いた。生後すぐに引き取れるとばかり思っていたので夫に聞いてみると、

「そうだよ、子犬は生後8週間までは母親から引き離してはいけないんだよ。母乳がまだ必要な時だからね。」と教えてくれた。

調べてみると、動物愛護国のイギリスは1999年にこの法律を定めたようで、アメリカやドイツ、スウェーデンにも同じような法律があるようだ。日本でも、動物愛護法が改正され犬猫8週齢規制というのが定まり、2021年6月1日から施行されているようだ。

2024年新年早々に日本では暗いニュースが相次いだ。JALに載っていた乗客全員は無事だったが貨物部分に搭乗していたペット2匹が犠牲になったそうで、私はその記事を読んでとても悲しくなった。私自身にジャッキーがいたので、犬と生活をしたことがあるので、犠牲になったペットのことを思うと居た堪れなくなったのだ。乗客と同じ客室にペットを乗せることを訴えかけると、アレルギーがある人もいるのに、などと言われたりもするようで、つまりはいくら自然災害が起きようとも人間主体の世界があり、人間の本質って変わらないんだなと思わされた。

転勤で仕方なく飼い犬を飛行機に乗せた日本人の友人から、気が狂ったのかと思うほど吠えていて可哀想だった。という話を聞いたことがあり、私は貨物部分であるならば愛犬を飛行機に乗せることは絶対にしないと決めている。彼らの精神的負担を思うとやってはいけないと思うからだ。

クリスマス時期、イギリスでは「犬はクリスマスだけのプレゼントではありません」という広告をよく目にする。子どもが欲しがったからと買って育てられずに放置する人たちがよくいるのであろう。

春には新しい家族を迎え入れたいと思っている。
そうすると、今後は旅行などに制限があるだろう。息子が小さい頃は、赤ちゃんはいいけど犬はダメなホテル、また、イギリスらしく、犬はいいけど子どもはダメなホテルなんかあって、折り合いをつけるのが難しかったのをよく覚えている。でも、イギリスはそれでも比較的どこでも犬同伴ができる。日本に帰省する際は、友達やドックシッターに預けることになるだろう。ヨーロッパ旅行は車で行く機会が増えるだろう。犬用のパスポートがあるのだ。

新しく犬を迎え入れた際は、知識と準備をしっかり整えて、家族3人で愛をしっかり注いでいく所存である。

※写真はうちのジャッキー。ダリアが咲く時期になるといつもこの写真の彼女を思い出す。

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