30歳にして初めて思う、働くって大変だ

どうも、なおくんです。

こまちゃんと結婚して４ヶ月ほどが経ちます。

結婚生活もそうだけど、会社員として働き始めたことも初めての経験で、初めてづくしの日々でした。今までnoteを読んでくれていた人にとっては久しぶりの投稿です。疲れた時には以前頂いていたコメントやメッセージを読み返して励みにしていました！

この前、こまちゃん家族となおくん家族で初めて食事をしました。そこで僕の父は「結婚してなかったら、多分この子（なおくん）は就職してなかったと思います」と安心したような顔で言いました。

僕も「そう思う」って答えたけど、本当にそうで、就職はこまちゃんとの結婚を機に決めたことだったので、結婚していなかったら今頃また違った生き方をしてたと思う。

そうして初めて会社員をやってみて、色々と感じることや湧いてくる疑問がありました。

僕はこのnote上で就職先も公開しているので、ここに書くことは僕が働いている会社に対する愚痴や文句じゃないよってことだけ強調しておきます。あと僕もなるべく愚痴っぽい話にならないように気をつけます。

まあでも実際に愚痴ではなくてこのnoteに書くのは、会社の問題とか批判じゃなく、正社員という雇用形態で働くことを自分がどう感じているかとか、それが自分の生活とかにどう影響しているかってことです。

●「安心」と「不安」、「やりたい」と「やらなきゃいけない」

僕とこまちゃんが結婚や将来のことを話し始めたちょうどその頃、今の会社の社長から正社員の話をもらいました。その頃の僕は、僅かな本業の稼ぎとアルバイトや非常勤の仕事をかけ合わせて、なんとかひとりで生きていくのがやっと、という暮らしをしていました。

やはりその状態ではこまちゃんも不安だし、僕自身も共に生きていく自信はありません。

月々決まった額のお金がもらえて、そこから食費や家賃を払って生活を維持できるし、少しずつでも将来のために蓄えていける。これは僕らにとって１つの大きな安心につながるし、僕らだけじゃなくて周りの人、両親たちにとっても安心だと思います。

でもいざそういう生活を始めてみてある程度の安心が得られたり、食えていけてるっていう安心を感じる一方でいくつかの不安もあります。

まずは、この会社で働いている＝食えてるってことは、働くのをやめたり働けなくなったら食えなくなるんじゃないかみたいな不安。

これは、実際にはそんなことないのかもしれないけど、今の僕らのバックグラウンドに安心できる根拠があるかといえば薄いし、生活のほとんどの時間を「会社員として働くこと」にコミットしているとそういうバックグラウンドを育てることも難しくて不安になる。

もう１つは、働き続けたときに身体や心が持つかどうかの不安。もし自分が心身を病んだり怪我をしたときに働けなくなる。そうするとやっぱり食えなくなっちゃうかもみたいな不安があるし、周りの人たちも不安になってしまう。

あともう１つは、すっごく個人的な感覚として不安に思えることで、会社がずーっと変わらず休まず動き続けることへの不安みたいなのがある。例えば、注文がくるから商品が途切れてはいけないとか、お店から商品が無くなっちゃいけないみたいな感覚が当たり前のような空気があって、確かにいつ行っても商品が並んでたり注文したらすぐ手に入るっていうのは便利だし豊かかもしれないけど、それを維持するために働いている人たちは豊かじゃなかったりする違和感。

日常的に必要としてくれている人たちがいることを嬉しく思うし、受け継がれてきた味が作り手と買い手の両方の思いで続いていくことの美しさを感じる一方で、それを続けるためにはお金を得続けることが必要でそのためには作って作って売って売ってを繰り返さなきゃいけない。

僕自身も働くときに２つのモチベーションがごちゃ混ぜになっている。

今の仕事は好きで、心からやりたいし受け継がれてきた味を守るために貢献したい。という思いと、働かなきゃ食えないからやらなきゃいけない。という思い。

心から会社のやっていることに協力したくて自分にできることは精一杯やろうという思いと、自分や家族の生活のために働きに見合った対価が欲しい。という思い。

こうした不安やちょっとした引っかかりをだんだん自覚するようになって、それでも「仕事だから！」「食ってかなきゃいけないから！」と思えばやり過ごせる気がしたけど、なんかやり過ごしたくなくて、現状この違和感や自分の中で感じる矛盾を感じながら仕事を続けていくことになるんだけど、今感じてることはちゃんと認識しておきたいしこまちゃんとも共有しておきたくて言葉にすることにしました。

僕は「仕事」と「生活」「家庭」とかって区別して考えるのも難しいみたいで、仕事が忙しいから「生活」を怠けたりもできないし（何度か怠けたけど返ってストレスが増えた）、でも生活や家庭の時間だけっていうのも働かなくちゃそもそも食えなくて生活も家庭も維持できないって不安があるから、切っても切れない関係にあって、「会社員」と「生活」がずっと切っても切れない関係にあるのは僕の生き方的にはちょっと危ういのかなと感じたりもするのでした。