工場の中を通る鉄道「岳南電車」を全線1日フリー乗車券を利用して乗ってきました
2022年9月、静岡県富士市を走る「岳南電車」を全線1日フリー乗車券を利用して乗車してきました。
本当は2022年8月に乗車予定でしたが、台風接近のため9月に延期しまして、今回ようやく行けたというわけです。
岳南電車(岳南鉄道線)は吉原駅と岳南江尾駅とを結ぶ全長9.2kmの短い路線です。
短いながらも沿線には工場の中を通る区間があったり、全駅から富士山が眺められるスポットがあったりと、個性豊かで魅力的な路線です。
そこで今回は、実際に通ったルートと各スポットについて、大雑把ですが個人的感想を述べていきます。
また、今回の旅の模様をまとめたYouTube動画も公開しておりますので、
この記事の最後にリンクを貼っておきます。
ご覧いただけると大変嬉しいです。
JR線内は青春18きっぷを利用
今回は東京都内から岳南電車のある吉原駅までを、青春18きっぷを利用して移動しました。
東京から熱海まではグリーン車に乗車、熱海からは島田行き普通電車に乗って吉原駅まで約3時間弱の乗車です。
残念なことに、小田原を過ぎたあたりから雨が降り出してきまして、湯河原付近では大雨、熱海に着いた際には若干弱まってきたものの、けっこう本降りの雨が降っていました。
岳南電車へ乗車
岳南電車の乗り換え駅となる吉原駅。
紙の町だけあって、駅の周辺は製紙工場が多いです。
現在は廃止されてしまいましたが、2012年までは貨物の輸送も行われていました。
そして、吉原駅は岳南電車で唯一の終日有人駅です。早速窓口で「全線1日フリー乗車券」を購入しました。
吉原駅と終点の岳南江尾駅の間を往復するだけで元が取れますので、岳南電車を楽しみたい方は購入した方が良いでしょう。
今どきめずらしい硬券なのも趣があって良いですね。
終点・岳南江尾駅
最初の下車駅は終点の岳南江尾駅。吉原駅から20分ほどで到着です。
この駅の特徴としては、東海道新幹線の高架をくぐる形で駅が存在しているため、富士山だけではなく頻繁に通過する新幹線も眺めることができることでしょうか。
また、岳南電車の全駅からは富士山が眺められることで知られており、全駅にこのような富士山ビュースポットが設置してあります。
(この日は生憎の雨で見えませんでしたが)
岳南電車で使用されている車両は、すべて元・京王電鉄の車両です。
5000系の方はあまり記憶にありませんが、3000系は昔、井の頭線を走っていたのを覚えています。
駅周辺をぶらり「江尾公園」
せっかくここまできましたので、岳南江尾駅近くにある江尾公園まできてみました。
誰もいませんでしたけれど、遊具の付近から通過する新幹線を眺められて良かったですよ!
これで、富士山も眺められたら言うことなし!
というわけで、岳南電車にのって次の目的地まで行きます。
同じ3000系ですが、色違いの電車が停まっていました。
岳南富士岡駅
次は、岳南富士岡駅で下車です。
この駅の目の前には「がくてつ機関車ひろば」というかつて岳南電車で活躍した機関車が展示されています。
入場は無料です。
機関車はまったく詳しくないですが、近くで見ると圧巻されますね。
最古のものは90年前に作られたものということです。
また、展示車両案内もあるのはありがたいです。
がくてつ機関車ひろばを後にし、再び岳南電車にのります。
途中の比奈駅には、鉄道ジオラマが楽しめる模型店「フジドリームスタジオ501」の姿が見えました。
吉原本町駅
次は吉原本町駅で降りました。昼ごはんを食べるためです。
よくみたら駅のナンバリングのマークも富士山の形になぞられているんですね。
各駅にこのような「世界遺産を見よう」という看板があります。
晴れていれば、各駅から違ったアングルで美しい富士山が拝めたでしょう。
吉原本町駅から東海道沿いにある商店街を歩いて、お昼を食べに行きました。
写真は富士市のご当地グルメである「つけナポリタン」です。
洋風のつけ麺といった感じで、さまざまな麺を食べ歩いている私でも初めての味わいでした。
美味しゅうございました。
吉原本町駅でもダメ元で懲りずに富士山ビュースポットにチャレンジしました。
富士山の全体は見えませんが、なんとなく山らしきのが見えるのがわかりますでしょうか。
さいごに
つけナポリタンを食べ終わり、吉原本町駅から吉原駅へと向かいます。
まだまだ雲は多いですが、段々と天候が回復してきました。(今更感)
今回の旅のおおざっぱな概要は以上です。
なお、文章では伝えきれない車内の様子や工場風景などを動画にしてまとめていますので、お時間ある方は是非ご視聴してみてください。
ご覧くださりありがとうございました。
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