「教養としての投資」読書会:2限目
拝啓 奥野一成様
本日2回目の読書会を行いました。参加メンバーは変わらずです。今回も事前に興味のあるところわからないところを聞いて、ラインで共有してもらいました。
第一限目と違って投資未経験の人達には難しい言葉も出てきました。「ちゃんと理解しないと!」と意気込んでいるのが最初は伝わってきましたが、進行役の兄の「難しい単語は覚えなくていいよ。もっと先教えて欲しくなったらいつでも教えるから。」という言葉で投資未経験の人達も安心したようで、少しずつ自分の意見を自発的にする場面も見れました。
第二限目の内容は奥野さんの投資家人生です。
「投資信託などへの投資を検討する時はこのファンドの手数料体系やどういう銘柄に投資をしているかということを気にする人が多いけれど、本当はどんな人がどんな理念を持って投資をしているのかを知ることが大事なんだけど、証券会社はそういう大事なことをほとんど説明してくれないんですよ。」という説明にみんな納得。そして奥野さんの投資家人生を知る事が参加者がそれぞれの投資家人生を歩む上でとても参考になるはずだということを理解しました。
進行役の「投資家人生とはどんなイメージ?」という質問に対して、参加者からは『投資をしたいと思えるいいものを探す人生』、『過去にどんな経験をしてきたかということ』、『定年退職がない人生 仕事というよりも姿勢』という答えがでてきました。
進行役の「投資は仕事?趣味と仕事の違いは何か?」という質問に関して議論していくうちに、『仕事が趣味だと定年もないし、ずっと続けれるよね。投資ってもしかしてそういうもの?』、『奥野さんも最初は投資は仕事だったけど、どこかの時点で趣味になり、そして人生になったんだよね』という意見が出てきました。そして、その転換点こそまさにバフェットとの出会いだったんですね。
自然な流れで『バフェットってどんな人?』という疑問が湧き、そこから『バフェットってどんな投資をする人なんだろう』と話が進みました。『いい投資先ってどうやって見つけるんだろう』と話題が移ったところで、進行役が私の一番最初の投資の話をするように促しました。
私の一番最初の投資は名古屋にある中古車オークションの会社でUSSといいます。私は昔から車が好きだったので、最初の投資は車関連と決めていました。参加者に聞いてみると車の整備士をしている夫以外はこの会社のことを知らなかったので、簡単なビジネスモデルを説明しました。ご存知の様にこの会社は日本最大の中古車オークション市場を運営しており、中古車売買はこの会社無しではほぼ成立しない。そして、中古車が取引されるたびに「ちゃりん、ちゃりん」とお金が入ってくる。そこに魅力を感じました。この会社の株を買ってから株価が低迷していますが、後悔はしてません。この話をして、自分の好きな分野を探っていくことで、他人が気付いていない面白い会社を発見することができるのではないかなと思いました。
身近なものから投資を考えていくということで、床屋のビジネスモデルやコメダ珈琲のビジネスモデル、そして付加価値って何だろうという話に広がりました。投資家になっていくうちに、脳みそに汗をかく訓練ができてきたような気がします。生活の中で自然と付加価値はどこにあるんだろうと考えるようになりました。奥野さんの投資理念を知って、改めて考えることと知識を蓄えることの重要性に気づきました。そして、自分の子供にもいろいろな体験をさせて視野を広げさせていかないとなと思いました。
次回の読書会が楽しみです。
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