考えさせられる誕生日

4月の半ば、モンスターちゃんの14歳の誕生日でした。もちろん、モンスターちゃんはいないからお祝いができていません。

『誕生日おめでとう』の一言も言えず。
当日、モンスターちゃんは通院している思春期外来に診察のため、児相の担当者さんと車で行きました。
その時に担当者さんは今日誕生日だからとおめでとうと言ったみたいですが
…。その報告要らないんだよって話で。

モンスターちゃんに会えず、話せずの状態が1ヶ月半。その間に誕生日がきました。

泣けてきちゃって0時になってからしばらく泣きました😭
複雑な思いでしたね…。

一言もお祝いを伝えられ無いこと、直接、『生きてくれてて本当に良かった』と言えないこと、お祝いできないこと、外出願いは却下されたこと…。

大量摂取して救急車に運ばれた時に
どれだけ私は心配したか。
死なないで欲しい、障がいも残らないで欲しい!!ってどんだけ願ったか。

児相の担当者よりもモンスターちゃんを見てきて、1番お祝いと感謝の気持ちを伝えたいのは私。

【生きてるだけで充分!】【生きててくれありがとう】と今まで以上に強くも思いました。

悲しくもあり、切なくもあり、考え深い誕生日になったな…。

今までお祝いメッセージでは【今日まで生きててくれてありがとう】と書いていたけどもなんとなく現実味がないというかそうは思っていながらも、
生きているのが当たり前みたいになっていました。感覚がバグってたというか。

当たり前じゃないんだよなぁ…。
我が子と一緒にいられることも、
健康で過ごしていることも、
生きていることも。

今年の誕生日はいつも以上にお祝いしたい、むしろさせて下さいっていう思いがとても強かったです。

後から祝う事ってできるけどもやっぱ。当日がいいんだよなぁ。

そんな事言っても今年の誕生日に戻れるわけないんだけども。

できることならぎゅーっとハグして、
心の底から『無事に生きててくれて本当に良かった…』と言いたい。

担当者さんには娘に、プレゼント何が良いか、帰宅したら何して欲しいかを
一時保護所で考えてて欲しいと伝えました。
担当者さんはモンスターちゃんに伝えてくれたようなのですが、本人は
『迷惑と心配かけたら要らない』と。

モンスターンちゃんバカ真面目発揮しまくりです。そこが良いとこでもあるんですが。

申し訳ないって思っているんだろけどこっちが祝いたいんだよ…

無事生きててくれたんだから。
辛いことがあったけども生きてれば良い事あるってわかっても欲しい。

これから壁にぶつかったり悩んだりもする。
誰かと比較して自分なんて…自分なんて…生きてる価値がないと思う時もあるでしょう。
死にたいと思う時もあるでしょう。
その時にふと、『昔あんな事したのに祝ってくれたなぁ、あんなにも迷惑かけたのに。想ってくれて嬉しかったなぁ』と思ってほしいし、こんな自分でも生きてていいんだと気づいて欲しい。

そんな事を一人で考えた誕生日でした。


私の最愛なる娘。
14歳のお誕生日おめでとう!
母は不器用でポンコツだけどもそれでも貴女の幸せを誰よりも願っています。
また来年も、再来年も、誕生日を祝らせて下さいね。

いいなと思ったら応援しよう!