『愛の告白』
サイトで気になったものがあります。『愛の告白』という内容のもの。
『愛の告白』
生まれた時は本当に嬉しかった
本当に天使みたいだった
だけど、ごめんね。
きっと私は母親になるべきじゃなかった
あなたといればいるほど、
あなたの声を聞けば聞くほど
蹴り殺したかったから
夜泣きが酷かった時は
丁度マンションに住んでいて、
落としたら大人しくなるかなと
頭によぎらない夜はなかった
「ママ」と私を呼ぶ声が煩わして、嫌で嫌でたまらなかった
もしも子供がいなければ、もっと買いたいものが買えて、もっと行きたい場所に行けて、もっと自分に時間を使えた
『自分が産みたくて産んだんでしょう』
きっとそう思うでしょうね。
だけど産んでみなければ私にはわからなかったの
我が子を愛せない人間だって
それでも殺す勇気がなかったから、
仕方がないから最後まで育てなきゃっていう義務感。 それだけよ。
話し終えると私の娘は目に涙を滲ませていた。
それから深呼吸して、私に頭を下げてこう言った。
「育ててくれてありがとう、お母さん」
これまで娘の前では決して言葉にしない本音だった。
それを聞いた娘は私にあろうことか感謝した。
「お礼なんて言わないで。酷い母親だったでしょう」
「確かに酷い母親だけど、おかげで私は今生きてる」
「それにね」と娘は涙を拭って言った。
「私も同じだったから」
娘は即に結婚していて、子供も生まれてる。
送られてくる写真には幸せな家族が写ってた
「誰にも言えなかったから…」
母親は子供を愛するのがみんな当然だと思ってる。
まるで愛せない私たちが化け物であ?かのように。
だから誰にも言えなかった
子供を愛せないなんて。
娘の涙は拭いても拭いても、目尻から流れ続けていた。
私は娘をそっと抱き寄せ、娘が泣き止むまで傍にいた
「あなたが私にくれたのは、つらいことだけじゃなかったわ。楽しいことや嬉しいことも、ちゃんとあなたはくれたのよ」
皮肉なことに私たちは、お互いに愛せない親になり、初めて家族になれた気がした
いってらっしゃい、私の娘。
当たり前のように扱う、そんな恐ろしい世界へと立ち向かってゆくあなたに対して、私から贈れる唯一の言葉。
『愛してる』
--------キリトリ線--------
私はまだ最後の『愛してる』には達していません。いつか私も娘と家族になれる日がくるのだろうか…
その時、私も娘に『愛してる』という言葉を贈れるのだろうか…
親は子供を愛して当たり前じゃないんです。愛せない親もいるんです。
子供の寝顔を見ても天使だなぁ、癒されるなぁなんて思うのだって小さい時だけ。
子供の存在だけで頑張れない親もいるんです。そんな自分を責め続けてもいます。
このお母さんは義務感だけで子育てしてきたのかもしれないけれど、ちゃんと"母親"をやってこられた人なんだと思いました。
私はどうか?義務感だけでも"母親"が出来ているんだろうか…。いや、できていないだろう。
娘に対して拒絶もしているし嫌悪感もあって"母親"であることに対しても拒否反応もあるし嫌悪感もあって…
そんな時期もあると呑気に思ってしまっていいのか悩むし、逆にそんな時期があってもしゃーないとも思う。
私は父親が母親の役割、継母ざ父の役割でした。父が口うるさくて、継母はどっしり構えてるタイプ。
子育ても父親の方がやっていました。父は子供らに「子供最低2人は産め!理想は3人だ!!!」とよく言っています。
今になって言った意味がすごくわかります。私も娘にそう思っていますから。
親の苦労さを思い知れ。それだけ笑
別に孫を見たいわけではないんです。
ただそれだけです笑
私は1人しか産んでないけども、1人で充分苦労を知りました。
数人の思春期の子供がぎゅっと詰まったのが我が家のモンスターちゃん😅
男の子かよ!ってくらいやんちゃだったり、力があったり。
ウジウジちゃんかと思いきや、気の強すぎる1面もあるし、オラオラな時もあるし、陽キャかと思えば根暗だったり。
この子大丈夫?と不安だらけだし、言うこと全く聞かないし、女王様だし…
もしかしたら娘の場合、子供1人なら苦労しないで子育てするかもしれません。だからせめて2人は産んで欲しいと思ってます。理想は3人。
今の段階では娘は子供は作らん!!と言っています。自分は親になったらいけないからだ!!!と。
もしかしたら親にならないかもしれません。そしたら私たち母娘はいつになったら本当の家族になれるんだろうな。
私も子供を愛せない…ママの気持ちが、すごくわかるよなんて、言ってくる日があるのでしょうか?