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防衛関連株、上昇中の三大銘柄と関連銘柄の可能性を探る
はじめに
世界的な地政学リスクの高まりや、各国の防衛予算の増加により、防衛関連銘柄に注目が集まっています。特に日本は、防衛費をGDPの2%に拡大する方針を打ち出しており、防衛関連産業への需要が高まっています。
1. 注目の三大防衛銘柄
日本の防衛関連銘柄といえば、以下の三大企業が中心です。
◻︎ 三菱重工業(7011)
航空機、ミサイル、潜水艦など多様な防衛装備品を提供。好調な受注が続き、長期的成長が期待されています。
◻︎IHI(7013)
防衛エンジンや航空宇宙分野で活躍。直近では上昇トレンドに入りつつあり、さらに注目が高まっています。
◻︎川崎重工業(7012)
潜水艦や航空機製造で防衛分野における重要な役割を担っています。特に潜水艦技術での強みが評価されています。
2. 防衛関連銘柄を広げて考える
三大銘柄だけでなく、防衛関連市場を支える周辺企業も注目です。私が監視したい銘柄を抽出しました。※順張りのため上昇トレンドの銘柄
◻︎新明和工業(7224)
航空機事業を展開し、防衛省向けに航空機や特殊車両を供給しています。特に水陸両用飛行艇の製造で知られています。
◻︎IMV(7760)
振動試験装置や計測機器の製造で防衛関連の品質試験を支える企業。防衛需要の増加と好調な業績が背景にあります。
◻︎理経(8226)
情報通信技術や防衛関連機器の販売を行う専門商社で、レーダーや通信システムなどを取り扱っています。防衛省向け案件の増加や円安効果により大幅に利益が改善。
これらの企業は、防衛産業全体を技術面で支えており、今後の成長が期待されます。
3. 投資ポイント
1️⃣成長性の持続性
地政学リスクが中長期的に継続する可能性が高いことから、安定した需要が見込まれます。
2️⃣高値圏での注意
多くの銘柄が急騰しており、高値圏でのエントリーには慎重さが必要です。業績に対する株価の割高感を意識しましょう。
3️⃣国策との連動
政府の防衛費拡大方針が今後も支えになる可能性があります。関連政策に注目してください。
4. 私が注目する銘柄
IMV(7760)
防衛関連の振動試験装置や計測機器を製造しており、2024年9月期では売上高が前年同期比11.7%増、営業利益が45.9%増と好調な業績を記録しています。長期的な上昇基調は続いていますが、直近ではMACD指数が売却サインを示しています。短期的な調整局面に入る可能性があり、エントリータイミングには慎重な判断が求められます。
まとめ
防衛関連銘柄は、地政学リスクや防衛費拡大の追い風を受けて成長が期待されます。しかし、高値圏でのリスクや市場調整も考慮し、計画的な投資が求められます。
※注意事項
投資判断はあくまで皆さんご自身でお願いします。ここで紹介している銘柄やテーマは情報提供を目的としたもので、「絶対に上がる」ことを保証するものではありません。