注目銘柄&投資戦略|2024年12月19日
毎日の値動きから、市場の注目を集める銘柄を抽出し、個人投資家目線で分析・考察します。
注目銘柄ピックアップ
(3328)BEENOS +20.8% 上昇率4位
背景:(4698)LINEヤフーがTOB(株式公開買い付け)。買収額は500億円程度になる見通し。
ポイント:海外からの国内ECでの購入をサポートする越境EC事業を展開しており、LINEヤフーは海外販路を開拓し、EC事業の強化が目的のようです。最近TOBが話題に上がることが多く感じます。ファンドの保有率が上がったり(同銘柄も以前材料になっていました。)、株価が振るわないが良い事業と判断できる銘柄はTOBも視野に買いを入れるのもありかもしれませんね。
(4069)ブルーミーム+7.7% 上昇率26位
背景:生成AIの進化により社会のデジタル化が加速する中で、超高速での演算が可能な 量子コンピューターの開発競争に焦点が当てられている。
ポイント:米アルファベット<GOOG>傘下のグーグルが開発した量子チップにより、従来のスーパーコンピューターで「10の25乗」年かかっていた計算を5分未満で実行することに成功したと発表。同銘柄のチャートは右肩下がりですが、量子コンピュータテーマとしてこれから脚光浴びる可能性もあるのでこの上昇は期待しています。
(6834)精工技研+5.8% 上昇率44位
背景:データセンター(DC)などの省電力の切り札「光電融合」に絡み株価が上昇。「光電融合」は、通信や電子機器の演算処理に使われる電気信号を光の信号に置き換え消費電力を抑制する技術で生成AIの普及に伴い注目されています。
ポイント:昨日の上昇率上位でも取り上げました。ここまで高値になるといつ利確タイミングが来るのか判断できないリスクがあるため押し目形成後に打診買いを考えています。業績見ると決算発表するたびに利益が上昇しているため、今高いPERでも今後好決算が続けば割安だった場合も考えられますので、チャンス待ちの姿勢です。
保有銘柄の動向
(5803)フジクラ
・現状:上昇トレンドが続いているため保有を続けています。
・考え方:生成AI用途でDC向け通信ケーブルでの増益に期待です。損切ライン5,750円、利確ライン6,960円。
(7011)三菱重工
・現状:上昇トレンド、防衛銘柄であることから保有。12月から上値が重くなってきている。
考え方:以前より防衛銘柄で株価が上昇していましたが、上値が重くなってきています。大型株なので年末の売り(損益通算するための売り)も考えられます。2,400円近辺を超えれば更なる上昇トレンドが期待できますが、レンジが長くなると投資家も上昇期待の買いが少なくなるので、高値更新が難しくなります。損切ライン2,150円、利確ライン2,600円。
(7760)IMV
現状:上昇トレンドが形成されつつあります。直近安値が1,100円ほどなので、上昇20%程度でおおよそ利確組が出てきますので今は上昇が鈍化する価格帯と見ています。
考え方:防衛銘柄で最近注目を浴び、株価が上昇。PER、PBRともに割高感がないため、大きく上昇を期待しています。損切ライン1,100円、利確ライン1,440円。
投資家パンプの振り返りと明日への投資ヒント
日経平均株価がレンジ相場となっており、あまり下がらないというより、上値が重い印象です。年末なので売り優勢となっていることもあります。
年明けにトランプ大統領就任の材料があるため、防衛銘柄は保有を続けようと考えていますが、他テーマも上昇余地があるため、上値重めの(7011)三菱重工を利確し他に資金を動かそうか悩みどころです。
データセンター関連銘柄は話題となっているため、買いをいれるタイミングを考えています。また、量子コンピューター関連という新たに認識したテーマも今後の注目によっては監視銘柄となりそうです。
本日はここまでとなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。