お酒におぼれる父
会社が倒産したあと、父のお酒を飲む量は
みるみると増えていきました。
休日になるといつもお出かけに連れていってくれる父。
家で滅多に怒らない父。
仕事に一生懸命だった父。
そんな大好きで尊敬していた父がお酒をのんでは現実逃避をするようになりました。
毎晩毎晩、缶ビール1.2本を空けたあとに
焼酎の紙パック(1,8L)を飲み切るほど飲んでいたような記憶です。
そして飲んだあとは母に当たるようになり、
母もお金のことや今後のこと、不安が尽きなかったことでしょう。
父と母は毎日のように喧嘩をするようになりました。
しばらく仕事はせず飲み歩く生活が続いていました。
伯父の借金を肩代わりする形で我が家から消えたお金は1000万円だったと後々になって母から聞きました。
今後家のメンテナンスをするためのお金、
私とすぐ上の姉が進学するためのお金でした。
不幸中の幸いだったことは、
差し押さえされていた我が家は
母方の叔母が買い直してくれたので
引っ越すこともなく住むことができていたことでした。
が、父は無職で毎日浴びるように酒を飲んでいた・・・。
それでも父はもともと仕事人間だったので、
1ヶ月後には知り合いのツテで少し離れた仕事先で今までと同じ職種の仕事に就けるようになったのです。
その頃の私はというと、、、
この一連の流れがよくわかっていなかったこと(後々から聞いて時系列がつながった部分もあります)
母や姉たちが今までの暮らしを続けてくれていたこともあり、大きく精神的なダメージを受けることなく毎日を過ごす事が出来ていたと思います。
母が厳しく「習い事は続けなさい」と私が行き渋ってでも行かせていたことが良かったのかもしれません。
メンタルからくる身体の不調がありましたが、ちょっとやそっとでは休む事が許されなかったので学校や習い事は毎日必死に続けていたのです。
成績が良ければ母が喜ぶ。
習い事を頑張っていれば母が安心できるのではないかと、自分が頑張りたいからではなく、母を喜ばせるためにやっていたことが沢山ありました。
✍️最後まで読んで下さりありがとうございます!
よければ♡すき♡フォローお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?