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親友なんていらんねん

僕は親友を捨ててから気楽に生きることが出来ている。親友と縁を切ったなんていう意味ではなく、「親友」というラベリングを頭の概念から捨てることにした。親友のカテゴリーほど難しいものはない。もし、何もかもを話せる仲が親友だとしたら僕に親友はいない。恋愛話をする友達、カラオケに行く友達、たわいもない話で盛り上がれる友達、旅行の時に一緒に行く友達。このように色んな友達がいる。1人だけに「友達」は集約しないものと思っている。こんな風に僕みたいな友達との関わり方をしている人も多いのではないだろうか。

この世界には無理して友達を演じている人たちが多すぎる。
中学校の帰宅メンバー、高校生の4人組、サークルの仲良し男女6人組。そんな「型」があるからそこから漏れた時に寂しさが生まれる。ある研究では自分が関わる人たちの2割は味方で2割は敵。そして残りの6割は自分に対して無関心の人々で構成されているらしい。確かに言い得て妙である。6割もの人間が自分に関心がないことを改めて認識してみると強くなった気分になる。そういうものなんだと思って人間関係をある意味気楽に思ってみたらいい。

カマキリの産卵を小学生の時に知った時、僕はなんて「関係性」は脆弱なものなんだと悟った。カマキリのメスがタマゴを生むときにオスがメスをおんぶする形で2匹が重なった形で枝に産卵する。有名な悲しい修正だが、メスは卵を産むためのエネルギーのために卵を産みながらオスを食べる。メスが産卵に成功したとき、オスは跡形もなくなっているのだ。パートナー同士なのに共食いをし、オスはメスに徐々に食べられている時も静かに食べられることを望んでいる。この生物の奇跡を「キモい」と思うか、「素敵」と思うかは自由であるが、人間でいうパートナーという固い関係性も昆虫世界では食べる食べられるの関係性なのだ。この地球上の「関係性」は多種多様である。


これを読んでいるあなたに伝えたい。
今、仲いい人がいるあなたはラッキーだ。その人を大事にしてあげて欲しい。
もし、今所属している世界で自分と馬が合わない人がいるなら無理して友達を演じなくていい。きっと仲良くなれる人がどこかであなたを待ってる。


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