東京基督教大学に入学をした時の挨拶

2022年4月の文章
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3年次に編入学をいたしました。

これから、この恵まれた環境で学びを持てることに感謝をしています。
私は10年ほど前に妻に導かれ悔い改めました。そしてこれからの人生で、日本において福音を述べ伝えていくという中で、私の果たすべき役割があるという神からの導きを受けて、東京基督教大学に参りました。
私の今までのキャリアは、まずはコンサルタントから始まり、それからベンチャーキャピタリストを経て、自分での起業と辿ってきました。何回か上場し、この上なく大きな成功も、この上なく大きな失敗も経験をしてきています。まだ今は過渡期で、自分の事業を行っており、大学には寮ではなく、通いながらになります。
私のこれまでの道のりに関しては、よろしければ、wikipedia で私のことをご検索ください。また、長い文章になりますが、信仰に導かれたこと、この大学にくる召命に関して書いた長い証もございます。他にも信仰のことに関して書いていた文章などと含め、TCUオンラインの私のブログに載せました。よろしければ、読んでみてください。

本日は3分しかございません。
人間的な話になりますが、2つのことを申し述べたい。東京基督教大学の神学校という側面とアカデミアという側面に関してです。

一つ目は、これから献神 身者としての道を歩まれていかれる皆さんと出会えた幸せを、神に感謝している、ということです。日本において、福音を伝えていく中心となるのは、明らかに、我々、福音主義に立つ者です。この大学にいらっしゃる学生のみなさんは、卒業後、様々な形で前線を率いていかれることになるでしょう。その中で、学生時代には想像もしなかったような困難や、恵み、そして何よりも孤独を経験していくことになります。私が経験をしてきたコンサルタントというのはファシリテーターです。ベンチャーキャピタリストというのはインキュベータです。そして自分自身で事業をしてきた、つまり孤独と向き合ってきた経験を持っています。実際に前線にたつ若い皆さんと、ファシリテーター・インキュベータとして一緒に働きをしていけることに感謝をいたします。

二つ目は、さらに人間的な自分個人の話になりますが、学問をしていく、という事に対する喜びが止まらない、ということです。もともとは大学院に入って、学者になろうと思っていました。だけど、大学時代に演劇をやっていて、演劇をやると、とにかくお金がなくて、その時に一週間で10万円をもらえるバイトがあると言われ、行ったのがボストンコンサルティンググループのインターンでした。内定が出て、初任給に目がくらんで就職をしてしまいました。就職をすると、今度はその仕事に適性があったのか、あっという間に昇進してしまい、MBAを取りに行くタイミングを逸してしまいました。ベンチャーキャピタリストをやっていた時は、学術誌に論文を載せていく約束だったのに、これはこれで、すぐに上場してしまい、次いで自分で会社を始めてしまったから、またもやタイミングを逸してしまいました。それなのに、これからは学問をしていける、図書館には専門書が山ほどある!取りたい授業も沢山ある!80歳になるぐらいまでは論文を書いたり、本を書いたり、話をしたりしているでしょうから、今から30年あります。今、私は50歳です。30年を引くと20歳。まあ、大学3年生ぐらいからで丁度いいのでしょう。学問をし、議論をするという場所が与えられたことに、本当に神に感謝をしています。

これから、祈り、そして学んでいきましょう。

最後になりますが、この大学に来始めて、教職員の方々の学生に対する手厚いとまでいえる働き、学生が成長していくことに対する暖かい喜しげな眼差しにびっくりしています。こんな大学、殆どありません。素晴らしい大学だと思います。神に感謝をいたします。

アーメン


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pumiponn
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