『なんで6年間も大学に行くの?』ー学歴のない家族の中で勉強するということー
僕は家族に大学を卒業した人がいない環境で育ちました。親、兄弟、親戚…本当に一人も大学を経験した人がいないんです。
そういう親の教育方針はだいたいこの二つのどちらかです。“自分が大変な思いをしたから子どもには勉強してほしい”か“自分は勉強しなくても大丈夫だったから子どもは自由に生きてほしい”か…
うちの場合は後者…幼い頃から「勉強しなさい」と言われたことはたったの一度だけ!という環境で育ちました。
勉強を強要されなかったのは結果的に良かったのだと思います。結局勉強は誰かに言われてやらされるのでは意味なくて、自分で目的と目標を持って取り組みことにこそ意味があるんじゃないかな。そういう意味では自由に、好きなときだけ、勉強をさせてくれたことに感謝してます。
それなら逆に辛かったことはなかったのか?
もちろん、辛かったことはたくさんありました。
その中でも一番苦しかったことは親が勉強する大変さと意味をなかなか理解してくれないこと、これに尽きます。
ショックだったのは高校生だった頃に医学部の受験を親に伝えたときに言われた一言…
「なんで6年間も大学に行くの?少しでも早く社会人になった方がいいんじゃない?」
そうか、親は大学に行く意味や勉強することの苦労を理解してくれていないのかな、と感じました。
自分が医学部に行くかどうかは、親と何度か喧嘩した点なのですが、結果的には医学部を受験したわけです。(そのことについてはまた別記事で…)
さてさて、僕は大学に進学するという点においては決して恵まれた環境ではなかったと思いますが、この家庭に生まれてきたことを心から感謝しています。親の愚痴を言いたいわけでなく、ましてや同情してほしくてこの記事を書いたわけではありません。
何をみんなに伝えたいかというと、ひとつはこの記事を読んでくれた人たちが親になったときには、子どもが目指していることを理解してほしいということ。
学歴があるかどうかはどうでもいいと思います。ただ、子どもが目指している夢を叶えるためにはどのようなステップが必要なのかを知り、サポートをしてあげてほしいのです。なぜこんなにも頑張って勉強しているのか、そのような努力に寄り添う姿勢を大切にしてほしいなと思います。
この話は勉強以外のことでも同じです。例えば子どもが声優を目指しているのならば、声優というのがどのような職業なのかについて関心を持ち、その夢を叶えるために必要な教育とハードルを調べる努力をしてほしいです。
多くの人は当たり前に実践できていることだと思いますが、子どもにとって「理解してもらえる存在」というのは大変貴重なはずです。だからこそ、親は応援し苦労を理解する存在でいてほしいと感じます。
それともう一つ…もし高校生以下の人でこの記事を読んでくれている人がいたら伝えたいことがあります。受験において、家庭環境による有利・不利は少なからずあるでしょう。僕とは逆に、勉強に口出しされるのが嫌で困っているという人もいるかもしれません。
だけど、結局は自分次第!自分が一番やりたいことを見つけたら、それに向かって一生懸命になってみてください。どんな状況でも努力をしていれば必ずチャンスはやってくると思います。頑張ってください!
…ということで自分語り的な内容になってしまったのでnoteにこっそり書き留めておきます。またTwitterでお話ししましょう!ではまた。
医学生投資家 ぷるすけ(Twitter:@pulusuke1chance)