(個人)Vtuber ことはじめ
世の中には個人勢としてVtuberを始めるにあたり考えたほうがいいことが多数あるにも関わらず、ノリと勢いでモデルを発注し、そのままの流れで配信を始め、理想としていたものと現実のギャップに苦しんだり、人によっては初配信から一週間立たずに失踪をしてしまうこともあります。
そんな事にならないようにVtuberをするにあたっての考え方などの一助となればと思い記事を書いていきます。
主な対象はこれから個人でVtuberを始めようと思っている方や現在Vtuber準備中の方になるかと思いますが、すでに活動を開始している方やVtuberという形態の活動に興味のある方などにももしかしたら参考になることがあるかもしれません。
自己紹介
ご挨拶
はじめまして。ぱるさーと申します。
冒頭でも述べましたが、世の中には個人でVtuberを始めるための記事として必ず入手しなければならないものなどの記事は多く見つかるのに対して、どのような行動してどのような結果になるか、そうなった時どうするべきなのか考えるための記事が少ないと感じたため自分で記事を作ってみる事にしました。
大前提としてこれは私自身が行った小規模な調査や分析、縁あって関わらせていただいたVtuber様方からのお話としてお聞きしたものを元に書いていくため、全てが全て当てはまるとは限りませんし、分析自体が間違っている、あるいは実情に伴わない古いデータがある可能性もあります。あらかじめご了承ください。
また基本的に記事にはあまり画像を用いる予定はありません。用意するのが大変だからです。文字が多くなりますがご興味があればお読みいただければと思います。
あなたって何者?
特に何者でもない人です。少々の画像編集や動画編集が出来たり、配信に関することに詳しくはなっていますが今現在はただの人です。
分析の専門家であるとかVtuber様のマネージャーであるなどでもありませんし、コンサルタントでもありません。なるべく参考になる記事を書けるようにはしますが、あくまでもネット上に存在する情報の一つとして鵜呑みにしすぎないようにしていただけると幸いです。仮に専門家の方が話す内容だとしても全てが正しいものとは限らなくはありますが。
なぜVtuberになるのか、どうなりたいのか
Vtuberを始めるにあたり、まず最初に目的とその先にある理想を考えます。稀に目的と理想は混同されますが、基本的には似て非なる物であるので両方を考える必要があります。まずは目的について考えましょう。
まずは目的を考える
まずは個人として活動するVtuberとして、どのような目的でVtuberとなるのか再度考えましょう。以下に箇条書きで記しますが、私の知る限りの実情として上であればあるほど目的の達成が用意で、下に行けば行くほど目的の達成が困難なものだと思います。
特に目的はない
友達やゲーム仲間を作るため
自分の好きな事を発信して少しでも人に知ってもらうため
クリエーター様が自身への仕事の入口を広げるため
承認欲求を満たすため
推しVtuberと配信外で遊びたいため
活動で収入を得てそれを職業にするため
このあたりが主な理由になるでしょうか。他にも理由等あるかもしれませんが今思い浮かぶのはこのくらいです。また、複数の目的を持つ場合も多々あります。それぞれについて説明していきます。
特に目的はない
まずは特に目的がない場合についてですが、これはなんとなくVtuberになってみたかったなど、Vtuber側からの視点を知ってみたかった、推しVtuberを見ていて憧れを持った、などの場合がほとんどになると思います。
Vtuberの配信を見ていてなんとなくその景色を知った、各コミッションサイトなどで現実的に出せる金額でモデルを発注できるため依頼を行い、そのまま活動を始めるなどもここに該当します。
この場合目的は配信を行った時点で完了しますが、それ自体は達成していてもこうだったらいい、こうなりたいという理想は別に存在しているはずです。
本当に目的はないのかどうか、最低限こうなりたいという理想がないかどうか、きちんと考えておかなければいざ始めた後ギャップに苦しむことになり得ます。
友達やゲーム仲間を作りたい
友達やゲーム仲間を作るためですが、これも目的の達成は比較的容易だと思います。ただしこれは自身からアクションを起こすことが前提の難易度で、Vtuberになったら勝手に友達やゲーム仲間が出来る訳ではありません。同様の目的ややりたいゲームが同じ方に積極的に声をかけ、初めてこの位置の難易度になります。
また大事なことですが、どんな相手とも友達になったりゲーム仲間になれるわけではありません。そのような間柄にすぐになれる相手はあなた同様に友達が欲しかったりゲーム仲間がほしいという方が主になります。
自身の好きな事を発信したい
自身の好きなことを発信したい方についてですが、これについては対象や伝えたい相手の数、人の興味を引けるものかどうかにより難易度が変わります。ほんの少しでも広げたいのであればSNSで相互の方を増やす、あるいは上記方法で友達を増やし小規模発信をすればすでに遂行出来たことになります。
ただしあなたが好きなマイナーゲームを可能な限り多くの方に知ってほしい、などである場合難易度は跳ね上がります。SNSであればあなたの発信に常に反応してくれるような方のうちの一部がようやく興味を持つ対象ですし、配信を行うのであれば同時接続者数が興味を持ち見てくれている人の数です。それを心得てください。
自身の本業の仕事につなげたい
クリエーター様が自身の仕事への導線としたい場合ですが、これもどの方面のクリエーター様であるのか、ターゲットをどこに向けるのかで難易度が変わると思います。
例としてイラストレーター様であればVtuberというコンテンツの親和性が高いため比較的難易度が低い方かとは思いますが、それでも活動と本業の両立などを行うとなると難易度が上がると思います。認知を広げるためにSNSの活動やVtuberとしての活動も必要となりますので。
Vtuberとしての収入を上げるために自身のスキルを活かす、という方面であれば大きな助けになるかと思います。この場合はイラストレーター様以外にも当てはまると思います。
承認欲求を満たしたい
これはちやほやされたい、たくさんの人に見てもらいたい、注目されたいなど人の根源であり、決して悪いものではありません。他者に迷惑をかけなければですが。
これも達成できるかどうかは個人の欲求の強さによりますが、Vtuberという形態で活動を行う以上は視聴者やファンが欲しいものとして考えます。
このファンが少しでも居れば満足できるものであれば達成は容易ですが、自身が何をしても肯定をされたい、配信をしたらすぐに来てもらいたい、いつも人に好かれていたい、配信外でも呼びかければ人にすぐに集まってほしい、などなど、欲求が増えれば増えるほど難易度は上がっていきます。
そしてそれを満たし続けるには相応の労力を使いSNSでの活動を行ったり配信活動を行う、人付き合いでも相手に好かれ続ける努力が必要です。何もせずにちやほやされることは大変珍しいケースだと覚えてほしいです。
推しVtuberと配信外で遊びたい
これについては正直なところVtuberの視聴者からは否ばかりとなると思いますが、実際のところ条件次第で不可能ではありません。
その条件とは
"推しがVtuberが相手であれば気軽にDiscordの交換を行い、配信外で遊んでいるエピソードなども気軽にSNSや配信で発信しており、コラボも自枠や他枠問わずに頻繁に行い、自身でゲームのメンバー募集やコラボを行ったりするためのDiscordサーバーに参加したい活動者をSNSで募集をかけている"
というものになります。似たようなもので、
"推しが別の活動者のDiscordサーバーのメンバー募集に参加希望を出していて、自身がVtuberを始めた場合そのサーバーのメンバーになる要件を満たせる"
というケースもあります。
この全て、あるいは大きな部分で合致していれば叶うかと思いますが、そうではない場合運命のめぐり合わせや奇跡が無い限りは難しいかと思います。
活動で収入を得てそれを職業にしたい
一度書いてみたところとてもとても、とても長くなってしまったため簡潔に書き直しています。
端的に言うと居住形態や家族構成にもよるかと思いますが、とても難しいです。
実家暮らしである、あるいは扶養されているなどで自身の収入は数万円程あればいい、というものであれば現実的に目指す事は出来るかと思います。
しかし、都市部で一人暮らしをしている、あるいは自身が世帯主としてご家族を扶養していきたいなどの場合、他者から魅力的に映る活動をきちんと行い、その上でさらに運を味方につけなければ困難であると言わざるを得ません。
運とは有力な者の力を借りることが出来るか、大きな収入があり資産の余裕があるものが自身のファンになってくれるか、SNSや配信プラットフォームにておすすめとして自身のファンになってくれる対象にきちんと表示されるかなど様々ありますが、基本的には資金力が太い人、拡散力が高い人、本気で推しを(他者に迷惑のかからない範囲で)布教してくれる者、あたりが自身のファンになってくれるかどうかにつきます。
もちろんそれらの存在をファンとして引き込むためにはファンの絶対数を増やす必要があります。また自身に金銭的支援をしてくれるファンの絶対数を増やすための魅力的な活動をし続けなければなりません。
またVtuberの収入元はいわゆる"投げ銭"と世間では思われている節がありますが、実際に個人でVtuberをしている方では"投げ銭"よりも支援サイトでの支援やメンバーシップ等機能での支援が主となっていると感じています。
これらの支援に対するリターンもきちんと行わなければならず、リターンが少ないと感じたファンは容赦なく下位プランがあれば下位プランへ移行したり、支援を打ち切ってしまうことも多々あります。無償の愛は幻想と思ってください。ただし、金銭的事情によりやむを得ず抜けるファンの方もいます。脱退者に惑わされず、しかしきちんとリターンを出来ているかは意識して活動し続ける必要があります。
総括すると、目指す金額にもよるためまずは活動で得たい目標金額を設定し、それを目指すためには金銭的支援を行ってくれるファンが何人くらい必要なのか、そのファンがお金を出してくれるほどの活動をどの程度出来るのかどうかなどを考え、実現可能性の判断をしましょう。
理想が叶うか(叶ったか)どうか
上記ではVtuberになる目的と、それの実現の難易度や目的達成が可能な一例についてお話をしました。
今回の項目ではVtuberになった後の理想について考えたいと思います。主に理想が叶わなかった場合、どうして理想と違うと感じるのかの原因の例などを書きますが、これは全てではないのでどうなったら成功かどうかを想像してお読みください。
またこれらについてはデビューしてから1年程度先と、割と長めの状況として想像しております。期間が短くなっても短期的に得なければならない目標が高くなるだけで例はあまり変わらないと思いますので、活動を長期的にする予定が無い方はもっと短く、具体的にはデビューから3~6ヶ月後程度を想定してお考えください。
目的が叶った!理想通りの状況になり不満がない!
おめでとうございます。大変にめでたいことで、現状の維持を目指すもよし、更に別の目標を立てるもよし、向上を目指すもよしだと思います。
目的が叶った!と思ったが
主な目的を達成したのに現状に不満を感じる場合、あなたが思っていた本当の目的が違うか、目的を満たした先にあった理想が現状と乖離している場合があると思います。
以下で先程考えた目的を達成したのに満たされていない、不満を感じている場合の主な原因をケースとして紹介したいと思います。
以下のケースが全てではありませんが、思っていたとおりに行ったにも関わらず不満を感じる事があるというのは覚えておいて損は無いと思います。
目的なき者の理想
Vtuberになること自体が目的で、そうなれば満足だったはずなのに不満を覚える。原因として考えられる理由が多すぎて書き記しきれませんが、例をお話します。
このケースでは特に目標はなく配信を始めたとSNSでも初配信でもおっしゃっていたはずの方が、初配信を含めしばらく活動を続けるも一月とたたずに理由を話さず失踪してしまったというものです。
類似の例は多いのですが該当の方を含め直接お話を聞けたことはないために本人からのお話ではないものの、失踪前の配信のアーカイブでのコメントとのやり取りやSNSでの投稿を見たところ、あまり視聴者の方が来ない、あるいはコメントが少ない(日によっては一切無い)ということを悩むような発信をしていました。
全てがこれに当てはまるわけではないと思いますが、今回の例で言えば目標はないと話していたものの、実際の理想としては自分で満足出来る程度のコメントとのやり取りがほしかった、などというものがあったのだと思います。
目標や理想を認識し、そこを目指す努力をする気力や時間があり、そのための方法が分かればそこを目指した改善が出来ますが、自身で目標や理想を認識していなければどのような方法でその目標や理想に近づけばいいのかもわかりません。
特に目的は無いの項目でお話した理想を認識するというのはこのときのためです。必ず自己分析し、自身の本当の目的や理想をきちんと認識することが大事です。自分の目指す先を認識すれば、漠然と感じる不満が何からくるものか理解しやすくなり、理想を叶えやすくなると思います。
今回のケースが推測通りであれば、コメントをくれる対象が誰でも良いのであればSNSや配信プラットフォームで配信者仲間を作り交互に足を運ぶ程度の友達になる、非配信者のリスナーを獲得したいのであればSNSで積極的に交流を広げ、この人の配信を見に行きたいと思ってもらうなどが考えられます。
もちろん最初は本当の本当にただVtuberとして配信をしてみたかった、というだけの可能性もあり、後々不満を覚えてきたという可能性もあります。その場合はその時考えましょう。
出来た友達やゲーム仲間が理想と違う
これも比較的達成しやすい目的ですが、理想通りにはなりづらい目的でもあると思います。
こちらは異性のゲーム友達がほしいが、出来るのは同性の友達ばかりで、遊ぶグループに固定で入るような異性の友だちがもっと欲しい。あるいは異性と一対一や少人数で遊んだり話したりしたい、自分の好みの異性と近づきたいなど、異性絡みのもの。あるいは有名な人、すごい人と友達になりたい、など、友達の権力を求める場合のいずれかのパターンが起きやすいと思います。
前者については、あなたがほしいのは本当に友達ですか?それとも仲の良い異性ですか?本当にほしいのが友達ならば遊ぶ相手が出来た時点で満足すべきですし、異性のゲーム友達がほしいのならきちんとアクションしましょう。もちろん断られたりスルーされたら諦めるなど、相手に迷惑はかけない範囲で行いましょう。
もし友達がほしいという線を行き過ぎていて近しい異性がほしいなら、もう友達が欲しいという皮をかぶるのをやめて異性を求める行動のみを取っていたほうがまだ可能性はあると思います。もちろん相手の迷惑を考えて行動してください。
なお、どちらの行動を行ったとしても疎ましく思われる事、最大値まで行くと本人はもちろん本人の周囲のVtuberどころか界隈全体から話が漏れて嫌われる可能性があります。ゲーム友達はゲーム友達を募集している人相手になりましょう。
後者については、有名な人やすごい人はそうなるため、そうであるための努力を続けている事が多く、あなたがその助けになれるかどうか、それに肩を並べられる程の努力を出来るかどうかが開始地点であることが多いです。
友達を作るための活動で普通に友達になることは難しいと思いますので、活動を続けてきっかけがあることを祈りましょう。
好きなことを発信したいのに
自分の好きなことを発信するためにVtuberになったが、あまり広い範囲に興味を持ってもらえない。これもとてもよくある話です。
まずVtuberだから発信者なのではなく、物事を発信するから発信者になるのです。
これはVtuberであるかそうではないかに関わらず、まず自身に興味を持ってもらい、自身の発信を見てくれる人が多くなければ何を発信したとしても人には届きません。
そしてあなたのファンが増えたとしても、あなたのファンの多くはあなたとそのものとあなたが行う発信の内容に興味があるのであって、あなたが発信したいものそのものに興味があることは少ないのです。
発信内容にまで興味を持ってくれるのは、その発信内容が極めて面白く興味を引かれる場合と、あなたのプレゼンテーションが非常に上手い場合、個人で言えばあなたのことが好きであなたのことを少しでも深く理解したいという場合などになります。
多くの人に自分の好きを知ってもらうためには自身を多くの人に見てもらう必要があり、そのためにきちんと活動を行って、その後でやっと自身の好きを発信した時に多くの人に届くようになります。
もちろんこれについても、数人程度でも自身の"好きの沼"に落とせれば満足というのであれば叶いやすいものだと思います。
思ったより本業の依頼が増えなかった
こちら目的の方でも説明しましたが、仕事の窓口の一つとなるように作成を行ったとしても、その窓口を認知してもらうためVtuberは活動を行う必要があります。
Vtuberとして楽しく活動しつつ依頼が来る経路を増やしたい、あるいは自身のスキルを活用してVtuberとしての活動を成功させたい、等の理由があるのであれば理にかなっていますが、そうではない場合必要な時間に対して得られる依頼数はあまり多くない事が多いというものです。
こちらでのケースとしては、いわゆるセルフ受肉(モデリング外注)でイラストレーター系Vtuberとしてデビューした方が、サムネイルに毎回違うイラストを使用したり、お絵描き配信などを行い、一定数は視聴者が訪れてくれるもののかけるコストに対して依頼が増える事はなく、一気に依頼者が増えたのは並行して運用していたイラストレーターとしてのSNSで行ったイラスト描かせてください企画でした。
これで安定してイラストで収入を得られるようになるも、配信の時間や準備などVtuberとしての活動に割く時間が取れなくなった結果Vtuberとしての活動を終了したというものです。
こちらは最終的にイラストの仕事が増えたという結果は好ましいものでしたが、Vtuberとしての活動との両立は難しく、またVtuberとしての活動が直接依頼増につながったかどうか定かではないものです。
結論として、必ずしもこうでは無く、Vイラストレーターとして成功する個人の方も存じてはいますが、Vtuberとしてかかる時間に対して仕事を受けるための宣伝と考えると運要素が強いと思います。
繰り返しますが、楽しく活動を行いつつイラストも作成したい、といった場合は大変向いていると思いますし、もしもVtuberとして伸びた場合、イラストレーターさんやLIVE2Dモデラーさんあたりのクリエーター様は特に同業者からの依頼を受けやすいかと思います。ご自身が宣伝となりますので。
承認欲求が満たせない
そのままとしか言いようがありませんが、Vtuberになることで確実に得られる承認は"自身がVtuberになった"ということのみです。
それ以上のものを得たいと思えば活動を行い、行動を起こして、きちんとVtuberとしての活動を続けるしかありません。
多数の人の中心になりたければ企画を練りコラボを行い、自身の作成したサーバーで積極的に交流を図る必要があります。
配信にたくさんの人が来てほしければその何倍もの相手とSNSでやり取りを行い地道にファンを作るか、膨大な金額を使い広告出稿を行い自身を宣伝する必要があります。
何でも聞いてくれる、全肯定してくれるようなファンがほしければ、やっぱりたくさん行動を考え活動して、ファンを沼らせなければなりません。
もし自身より人に囲まれていたり伸びている人に嫉妬してしまうなら、それを上回るほどの努力をしたり運を掴み取る、自身の魅力を磨くなどしなければなりません。
自身の欲求がどうすれば満たされるか理解し、そのための行動を確実に積み上げるしかありません。
繰り返しますがVtuberになることで確実に埋まる承認欲求は"自身がVtuberになった"ということのみになります。それ以上のことを求めるのであれば、それを満たせる行動は別途必要になります。
思ったより推しに近づく方法がない
この不満を感じるということはお近づきになりたかった推しVtuberさんはオープンに遊び相手を募集しているVtuberさんではなく、大手Vtuberさんであることが多いでしょう。
自身が個人としてのVtuberとなり大手Vtuberさんと絡みたいのであれば、経路の一つとして考えられるものに外部コラボが考えられますが、まずその大手Vtuberさんが外部とのコラボを行っている事が第一の前提になります。
次にあなた自身が外部コラボを行う対象に含まれる必要があります。これは配信プラットフォームでのあなたのチャンネルの規模の大きさ、ゲーム大会によるコラボであればあなたがその大会に招待される、あるいは参加の応募が出来るほどの専門性や腕、あなた自身の価値が必要になります。
そういったものを得られる程の能力があればVtuberであることは逆にデバフになるかと思いますので、この目的でVtuberになるのは本当におすすめしません。再度実現可能性を考えることをおすすめします。
収入が少ない!思ったより大変!
これもとても良く聞きます。まず収入が少ないの方については、本当にファンの母数を増やすしかありません。
ひたすらファンを増やして、金銭的支援を行ってくれるファンを得て行くのが正攻法です。
別の手法として自身の価値を磨く、あるいは支援サービスでのリターンを魅力的にして支援の平均金額を上げるというものもありますが、自身の価値は一朝一夕で磨けるものではなく、後者はこの後説明する思ったより大変に繋がります。
思ったより大変の方は配信活動の頻度を上げてファンを掴んだ結果落とすわけにはいかず、配信自体も内容を考えるのも大変だが、それに見合うだけの収入を得られていないと感じているというパターンと、支援サービスのリターンを豪華に設定しすぎて毎月の消化が大変というパターンの二種類があるかと思います。
こちらの前者については、配信頻度に見合うだけのファンを獲得しているのであれば、あとはそのファンのもう一部からでも金銭的支援を引き出すか、すでに支援してくれている方からの支援量を増やすなどして自身の労働量に見合った収入を得たいものと思いますが、支援サービスへの加入者を増やす目的でリターンを増やすと、これまたやっぱり以下の理由で大変になります。
お待ちかねの支援サービスのリターンが豪華すぎて消化が大変の話ですが、私が関わらせていただいた個人Vtuber様のうち、支援サービスで支援増やすため、出来ることを何でもするの精神でリターンの設定をした方が主に苦しんでいました。
こちら内容は機会があればそれ専用の記事でお話したいほどになるので簡潔に説明しますが、まず通話プランを安くすると思ったよりも人が入ってきて、特に専業でなく兼業の場合日程あわせが大変なことになります。数ヶ月に一回の限定グッズなども、常時イラストレーターさんへの依頼を回し、製造の手配なども必要になります。その返礼に、手書きメッセージなどを同封するようになどが加わると更に大変です。週に一回日記を書きますなどでも、普段文章を書き慣れていなければ大変なようです。
結論から言えば、ファンの加入数に伴いリターンの内容やプランの金額を見直すのが最善ですが、ファンの多くはリターンを前提として加入することが多く、プラン内容の変更は脱退のきっかけともなり得るため、収入が減少すると困る場合はなかなか手を出せません。無償の愛とは幻想です。世知辛いですね。
現状に不満がある場合どうするか
上記、当初目的や目標としていたものに対し、実際に行動してみて理想通りの結果にならなかったということは起き得ることです。志や目標が高ければ高いほど理想通りにならないことと思います。
そこで、もし理想が叶わなかった場合どうするかを先に考えておきましょう。うまくいかなかった時に焦らずに済む一助になります。
ひたすら改善のために行動する
自身の理想と現状を比較し、理想に近づくためひたすら行動や努力をします。実行には時間などのコストがかかるのでどうしても満たせない事柄や、満たすことが出なくても諦める事が出来るものについては、保留や妥協という手段で置いておくことも大事です。
結果がすぐに出ずとも、理想ギャップを埋めるための行動が出来ている確信があれば焦らなくても良いと思います。
諦める
最初から諦めてしまうのか、行動をした結果自分には難しいと判断して諦めるのか、いずれにしても現状を受け入れるということになります。
ここまで来て、今の自分では理想ギャップを埋められないとを諦めて、未来の自分に期待して活動をするのか、
もしくは目的と理想を変更する、あるいは求めているラインを下げて、活動を行っていくのか。
そして、Vtuberで目標の達成が困難であれば活動を終了する、というのも選択肢として入ってきてしまうかと思います
理想通りにはならないこともある
これは当たり前の事ですが、どのような場であろうと、どのような活動であっても理想どおりにならないことは多々あります。
理想とのギャップを埋めるために行動し、見事に埋めきり理想の状態になった、という状態が最高ではありますが、そうならなかった場合の落とし所を決めること、転がり先を決めておくことも大事です。
最初からお仕事として始めるつもりで、一定の収入が無いのであれば続けるつもりがない、等の事情があればやめる判断が早いことも仕方ないかと思うのですが、なんとなくで活動の場をVtuberとして、結果"何か違う"を感じたまま、改善の行動を起こさず活動を終了していく方も多くいらっしゃる印象があります。
改善をするために行動をするにも労力がかかります。努力も必要になりますし、何より時間がかかることが多いです。そこに割く時間までは用意していない、あるいは改善の方法がわからず慌ててしまう、などが起き、考えるにもコストがかかりますし、結果として突然の引退につながっているのでは、とも思います。
ですので最初からうまくいかない可能性を考えた上でデビューし、上手くいかなければ改善をするか受け入れることが必要になる、という意識付けにこの記事がなれればと思います
最後に
切り方が急ですが、これ以上書き続けると余計にまとまらなくなると判断したためこの記事はここまでとします。
繰り返しとなりますがこの記事は私の主観であり、私はコンサルタントでもなければ分析の専門家でもありません。
そのうえでもし一助になればとは思いますので、インターネット上にある意見の一つとして受け取ってください。
Noteというサービスを利用するのが初めてなのですが、もし記事が好評であった場合、今後は視聴者の満足度を高めるための要素や支援サイトでの返礼品について、中長期的(年単位)に行っていく戦略、活動のスタンスについてなど、私がお話できる、Vtuberを続けていくためにお役に立てそうなことについて記事を書いていきたいと思っています。
早朝から通しで一本書いたため、途中まとまっていない部分など含め読みづらい場所などあったかもしれませんが、お読み頂きありがとうございました。
追記:よろしければフォローしてください。嬉しくなります。
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