個人勢Vtuber準備前に考えること
ぱるさーです。自分で書いた記事を見直してみて、準備前、いわゆるVtuberを始めよう!と思ってからの事について伝えてない、あるいは不足を感じたので今回はそこを重点的にお話します。
すでに書いている部分については過去記事をご参照頂きたく思います。都度記事を埋め込んでおきます。
また、手順などを含め様々なものが存在し、この記事はあくまで私の意見によるものであるため考え方や考えることの例として参考程度にして頂き、実行やどのようにしていくかなどはご自身の判断で行ってください。
はじめに
冒頭でもお伝えしておりますし他の記事でもお伝えしておりますが、SNSの運用などを含め記事の内容は私の考えによるものです。
絶対的な成功方法などではないので、実行をするかどうかはご自身の判断で、記事についてはネット上にある情報の一つとして味わってください。
個人でVtuberをする!と決めたら
どういった目的でVtuberに?
まずは準備をするよりも前にする事がいくつかあります。一つずつ見ていきましょう。
まず何においても最初に決める、というよりも考えるのは"何のためにVtuberになりたいか"です。
こちら一番最初の記事で目的として書いていますので、よろしければご参照ください。
やろう、と思ったからにはなにか目的があるはずですが、上記記事にもある通りなんとなくであるのならば自分はなんとなくVtuberをしたい、と認識しておけば構いません。
一ミリでも、趣味として配信しつつも将来的にお金になったらいいな!と思うのであれば最初から収入を得ることを目指して始めるほうが良い結果になりやすいかと思います。
あくまで趣味で、収入は本当に得られたら嬉しいくらい!というスタンスであれば、活動で収入を得るという煩悩は取り除いたほうが構いません。もちろん、結果的に本当に収入を得られれば良いことですし、途中で収入がほしい!と気が変わる可能性もありますが、趣味で始めるのならば最初は収入の事を考えてはいけません。ほしいものリストや支援サイトについてなど全て含めてです。
趣味だけど欲しいものリストは公開する、あるいは支援サイトの開設は行う予定がある。いずれかあるいは両方当てはまるのであればそれは収入を得たい、あるいは承認欲求を満たしたいのいずれかの理由と言えます。
繰り返しますが趣味なら趣味、収入を得たいなら収入を得たいときちんと自己で認識をしたほうが良いです。理由は次の項目にあります。
ターゲティングはしっかりと
実は過去の記事でもターゲットという言葉は何度か使っているのですが、故意にあまり使わないようにしていました。そもそもこの記事は自身の戦略何も考えてないけどVtuberになりたい!という方に特に読んでほしい人と思っており、人によっては強い言葉と受け取るかもしれないと思ったからです。ですが、伝わらなければ意味がないので今後ははっきりと言っていこうと思います。
まず、ターゲティングとはマーケティングにおいて行われる分析や決定のうちの一つです。
マーケティングについてはいくつかの方法や段階がありますが、Vtuber界においては個人で自力の調査だけで行うのは難しいものばかりです。
ある程度は無意識のうちに使っていたりすることもあるかとは思うのですが、それを意識に変えるだけで状況は大きく変わります。
この後書くことはマーケティングのプロの方や、しっかりと分析を行っているVtuber様からしたらお叱りを受けるような事かもしれませんが、本当に最低限、例外なく考えたほうがいいと思っている、自分自身の分析についてお話いたします。
本当に最低限、絶対に考えるべきこととして
自分が出来ることを考える
自分を見てくれる人を考える(ターゲットを決める)
(場合により)自分と他者をを差別化する
あたりがあります。
自分が出来ることを考える
これについても過去の記事で少し書きましたが、自分自信の属性を考え、なるべくたくさん書き出します。自身が持つスキルから少しでも得意なこと、それから自身が素で持つと考える属性、あるいは演じることが出来る属性を全てです。
人に聞いても構いませんが、基本的には自分で考えるパーソナルデータで構いません。また、基本的にはポジティブな属性だけ書き出せば構いませんが、一般的なネガティブ要素がVtuber界ではポジティブな属性も含まれるとみなされる事もあるため、それも考えてみても良いでしょう。
では、実際に具体的な例を考えてみましょう。
女性
声は高め
ゲームの腕は幅広くそこそこ
歌はカラオケで95点以上を安定してとれる程度
美少女アニメが好きでたくさん見ている
最新のアニソンやボカロ曲を好んで歌っている
過去のアニソンも20年以内程度までであれば拾える
イラストレーターレベルではないが、少しだけ絵が描ける。
あたりとします。これを組み合わせて実際にどのような方針の活動が出来るか考えてみましょう。いくつか例として以下に上げます。
シンガー売り
歌が上手く、歌える曲の範囲も広いところから、歌をメインで活動していくの事は最も適正があると見られます。
アニメが好きという要素も持っており、それについて語ることが出来ればトークの内容にもなるでしょう。
カジュアルゲーマー売り
幅広いジャンルのゲームをプレイ出来て、一定のラインでプレイ出来るため、カジュアルゲーマーとしての適正もあると言えます。
シンガーと同様ですがアニメが好きという要素がありトーク内容にも出来るでしょう。またゲームとアニメはVtuberと親和性が高く、その面でも適しています。
アイドル売り
アイドル系は特定の何かに特化しなければならないと言うことはなく、自身がアイドルとして意識を持ち、ファンを喜ばせることを軸に置いた活動を出来るのであれば適正があります。
Vtuberにおけるアイドルとはゲーム、雑談、歌など幅広く活躍が出来るため、あらゆるスキルを活かせます。
内容的にはカジュアルゲーマー売りで出来る事と大きく変わりませんが、アイドルとして活動すれば一般に他者との交流は難しくなるためコラボなどは難しくなるでしょう。(出来ないわけでもないですし、してはいけないわけでもありませんが、ファン向けの活動をしていると取れる時間の確保が難しくなると思います)
このあたりになるでしょうか。この中から自分が出来ること、したいこと、したくないことを考えます。
これの中身については個人により推移が違うため、あくまで例としますが、例えば「歌は大好きだが歌をメインにするほどの自信はないため除外をする。残るはゲーマーかアイドルになるが、自分は全般を行いたい。もちろんゲーマー系でも歌う事に問題など無いが、"ゲーマーとして他のこともする"というスタンスよりも、"ゲームも歌も出来る事をする、ゲーマー系アイドル"になりたい。」
このような理由からしっかりとしたキャラクター性を決め"アイドルVtuber"として活動することにしたとし、次に進みましょう。
自分を見てくれる人を考える
次は自身を見てくれる人を考えます。
ゲーマー系アイドルとしてデビューするのであれば、あなたのデータとして、先程のデータを使い、具体的にターゲットを決めます。
一般的なマーケティングではターゲットを決めてからそこに合う要素を用意しますが、事前準備をしていなければ難しいため、あなたが実際可能かつ無理なく継続できる属性を考え、その上で自身のファンになってくれそうな相手の像を考えます。
まずは現状のデータを見ていきましょう。先程書いたものと同じものとなりますが、それを元に供給量の分析をします。
女性(たくさんいます)
声は高め(たくさんいます)
ゲームの腕は幅広くそこそこ(たくさんいます)
歌はカラオケで95点以上を安定してとれる程度(います)
美少女アニメが好きでたくさん見ている(います)
最新のアニソンやボカロ曲を好んで歌っている(たくさんいます)
過去のアニソンも20年以内程度までであれば拾える(います)
イラストレーターレベルではないが、少しだけ絵が描ける。(います)
アイドル売りの女性Vtuber(たくさんいます)
加えてゲームがそこそこ出来る(たくさんいます)
加えて歌枠を開く(たくさんいます)
とても辛辣ですが、これだけだと既存の市場にいらっしゃる他のVtuberと差別化が出来ず、これらの要素を含む全てのVtuberが競合になってしまいます。
認識自体は済んだためこのまま戦ってもいいのですが、アイドルとしてのあなたがこれに加えた要素を持った想像が出来るのであれば。もしくはアイドル売りをする以外でも要素を加える事に違和感がなければさらに差別化行います。
自身の差別化
ここから出来る差別化は、スキルの習得や習熟、外見的特徴づけ、後付けの属性となります。
それぞれ以下のようなものであり、注意点も併記いたします。
スキルの習得や習熟
自身の能力や使える時間、学習のための予算と相談して自身のスキルを磨いていくものになります。それぞれのスキルは習得難易度が高かったり、習得者が少ないほど魅力的な特徴となります。
具体的には習熟で言えば既存の歌の能力について、カラオケの採点機能にて練習さえすれば100点を問題なく取れるほどまでに磨く。
習得で言えば話しかけるコツの学習や練習を行うなどが役立つためおすすめです。
ただし自身のキャラクター性に親和性の無いものはどんなに習熟しても活かしきれない可能性もあります、
外見的特徴付け
Vtuberのモデルでも特徴づけをすることが出来ます。これが、この分析をVtuberの準備を始めるよりも前から行った方が良い理由です。
この需要についてはタイミングにより大きく変わりますが、アイドルを名乗る以上はアイドルであることに違和感がない姿に要素を加えるものとします。
自身の持つ属性と親和性の低いものはいわゆるギャップ狙いをする際に作用することはありますが、基本的には親和性の高いものを組み合わせたほうがプラスに働くでしょう。
あくまで一例ですが、声が高いことを利用して幼い姿にするなどです。
ただし、自身が納得が出来ないものはやめましょう。活動を仕事であると完全に割り切ることが出来れば問題ありませんが、そうなりきれない場合は確実にモチベーションに悪影響を与えます。
後付けの属性
これは今持っていないものの、Vtuberとして行っている上で後付けする特徴です。
先程の外見と含めて"視聴者をお兄ちゃん、お姉ちゃんと呼ぶ"など外見的特徴と親和性をもたせるなどのほか、"一人ぼっちで寂しがりや"などのパーソナルデータの追加、"特徴的な語尾をつける"などキャラクター付けをするという方法もあります。
ただしこちらは、自身が続けるのに無理のない属性の追加を勧めます。疲れて形骸化するケースが多いです。仮にやめたとしても、その属性がないことに問題がないものにしましょう。
おわりに
以上、準備をするよりも前、より具体的に言えばVtuberをしようと思い立ってからモデルを作成する前に考えたほうが良いこととしてのお話をさせていただきました。
後々ターゲットが変わることや自己分析の結果が変わる事などもあるかと思いますが一切何も考えずのデビューして伸びを狙うよりは最初から自分がどこまでやれるかを考えて活動したほうがいいと思います。
繰り返しになりますが、これらは私が考える方法であり全てではありません。マーケティングについてはインターネット上を検索すれば有料、無料問わず様々な情報があるので、ご興味があれば他の方法なども見てみても良いと思います。
また、趣味でするのにここまでするつもりはない!という方にとっては本当に余計なお世話である記事になってしまっているかと思います。
もし今後趣味の範囲を超えたいと思ったが伸び悩んでしまっている、と思うことがあり、もしこの記事を思い出すことがありましたら。現状の自分自身と、自身の供給で需要を埋められるターゲットをきちんと定めて活動するだけでも変わっていくと思います。
今回の記事は普段よりも意識して短くしてみました。次回はターゲットを定めた後についての事か、大事な大事なお金についてのお話あたりをしたいです。予定は予定ですが。
よろしければ記事のスキやフォローお願いします。私がとても嬉しくなります。
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