精神科に行こう⑨「ていあん」
どうも、この世に生を受けて明日でちょうど四十年。産まれて初めて同じ映画を映画館で二回観てきた僕です。
新劇場版になってからもエヴァを追い続けていたのですが、前作のQを観た後に「破(は)?」となっていた方もいるとおもいます。
そんな新劇場版を締めくくるシンエヴァですが、先日後輩と行ってみた結果、あまりに良すぎてもう一度観たいな~、と思っていたら嫁さんが「私も観たい」と言い出したので、急に行くことに決めました。善は急げ、悪は遅れ。
前回は気合い入れ過ぎて人生初の4DXを選択したんですが、これが大きな過ちでした。シンエヴァの上映時間をご存知の方も多いかもしれませんが、その時間実に、
2時間35分…!
前回は舐めてかかっていたので、事前に普通に水分入れてしまって、4DXの振動で後半一時間のクライマックスは破裂しそうな膀胱との闘いでした。
今回は前回の反省を踏まえて朝から水分を極力控える、上映ギリギリまでトイレをガマンして絞り出して、シンエヴァ様に拝謁することが出来ました。ちなみに初見の嫁さんは開始一時間程でトイレにダッシュしていました。無知とは罪。
シンエヴァ二周目なのに、やはり面白かったです。控えめに言っても、最の高でしたね。内容についてはネタバレされるのが大嫌いなので詳細は語りません。しかしこれだけは伝えたい。庵野監督、本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!
これからシンエヴァを観る予定の人たちに以下のアドバイスを、
①上映前の水分は極力控える。
②トイレは上映ギリギリまでガマン。
③旧テレビ版、旧劇場版、マンガ版、今までの新劇場版3作まではなるべくなら見ておいて欲しい。
以上のツボを押さえておけば、きっともっと楽しくシンエヴァが観れるはずです。
中2の頃、アニメ好きな友人から勧められてエヴァにハマり、実に25年もかけて完結を待つことになるとは思いもしませんでした。僕の人生の半分以上はエヴァンゲリオンと共にあった。
ちなみに何事にも影響を受けやすい嫁さんは、帰ってからさっそく新劇場版の序から見返していました。今年の僕の目標は映画館でシンエヴァ、閃光のハサウェイ、シンウルトラマンを観ることなので、既に目標の一つを達成出来ました。
躁の確変状態が終わりそうな予感がしている今の僕にとっては、こういう小さな目標が生きる意味にも成得る。小さく小さく、一つずつステップしていこう。
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いつも通り通院していた寒い季節のある日、O医師はこう言った。
「福品さん、一度入院してみましょうか?」
ファッ!?そんな飲みに誘うような軽い感じで!?この病院の中の中で!?(マトリョーシカ)
O医師は続ける。
「ここのところ福品さんの様子を見聞きしていて、調子がずっと悪いようなので、環境が変わればグッと調子が良くなるかもしれません。入院、してみましょうか?」
困ったな…。そんな急にお泊まりに誘われても、心の準備とかあるし、少しずつ仕事もやってることだし、家族もいるし…。
「ちょっと、考えさせてもらえませんか。」
これって、今思い返してみるとYES寄りのYESの回答だったんじゃないだろうか。
とりあえず次回通院時まで猶予をもらって考えてみることにした。Kの病院は僕の中にあった精神科のイメージをぬぐい去ってくれた。外も中もクリーンな病院だ。泊まるには悪くない。
入院か…、何かで読んだことがある。人間が大成する条件の一つが大病をして入院してみること、試してみる価値があるのかもしれない。
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