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2024三保活365 ④

※この記事は、平日三保おじさんの主観と妄想で出来ています。
真実と異なる場合があります。
十分に注意して読んでください。

↓6・7・8月の妄想はこちら↓

9月

9月の平日三保おじさんは、平日徳島に全振りしたせいで、平日アウェイ徳島現地おじさんへジョブチェンジしていました。

三保の様子はさっぱりわからないのですが、チームは大きな転機となった9月でした。9月初戦の長崎戦は悔しい引き分けに終わりますが、続くホーム山口戦は難しい試合になりながらも4-1と圧勝します。

この山口戦でまず注目すべきは、キャプテン北川航也が11試合ぶりのゴールです。前回ゴールを記録したのが6/8の藤枝戦でしたので、約3カ月ぶりのゴールとなりました。

1トップで出場しているCFが3カ月ノーゴールは、チームとしても非常に難しい時間だったと思います。
さらに言えば、他のCF候補であるタンキ・アジズ・郡司も、この3カ月間で考えれば、好調でスタメンに使ってみてもいいのでは?という時期がありました。
それでも、北川をスタメンで使い続けた秋葉監督と、ゴールが決まらず苦しい中でもチームに求められたプレーをこなし続けた北川航也の努力が実を結んだ試合になったと思います。

今から考えると、この北川スタメン起用は一つの賭けでした。
好調な選手からしてみれば、「自分が出ればゴール出来てもっと楽に勝てるのに」などと考えてても不思議ではありません。
チームキャプテンに不信感が募れば、チームが崩壊へも繋がる可能性もあったと思います。

それでも崩壊するような雰囲気が全くなかったのは、ゴールが決まらない中でも北川航也が常に100%のプレーを続けてきたからでした。
あの立ち振る舞いを見ていれば、少なくとも海月は文句を言えません。
そしてこの山口戦でのゴール。
2024エスパルスが北川航也のチームだと自信が持てるゴールになったと個人的には思っています。

さらに付け足すならば、北川航也の「立ち振る舞いでチームを引っ張っていく姿」は、少し鈴木義宜に重なり、色々な人が残していってくれた物がエスパルスの力になっているんだなぁと感じる場面でもありました。

キャプテン

さて、山口戦をさらに振り返ると
矢島慎也が20分間で芸術的なループを含む2ゴール。
タンキが出場7分で1ゴール1アシスト。
と、爆発しています。

今まで、スタメンの組み合わせだけでも苦労し続けてきたエスパルスが、交代まで含めた90分トータルで歯車がかみ合い始めた瞬間でした。

その後、矢島は藤枝戦に後半から出場し、8分間で3ゴールという伝説的な8分間を演出すれば、タンキは徳島戦、21分間で2ゴールを奪い、逆転勝利の立役者になります。

スタートから試合終了まで、どの時間帯でもゴールを奪える、そんなチームに成長した9月でした。

徳島の地に燦然と輝くタンキ(待ち)

10月

ホーム国立の激戦を引き分けで終わるも、10月に入った頃には勝てば昇格の可能性がある試合になってきました。
そもそも9月に交代選手も含めてゲームプランが固まってきたエスパルス。
昇格がかかる試合という事もあり、ほぼ出場選手が固定化されていました。

しかし、ここで2024シーズンを支えてきた高橋祐治が負傷離脱してしまいます。

その穴を埋めたのは、蓮川壮大でした。
蓮川の1年を振り返ると、怪我と復帰を繰り返した1年でした。
開幕スタメンを掴んだものの、怪我で明け渡したポジションはなかなか取り戻せず。取り戻そうと頑張れば頑張るほど、また怪我が近くなる。
そんな日々でした。

せっかく治っても、ターンオーバーでは出場出来るものの、通常の日程ではベンチ入りまでがほとんど。(特殊な状況でしたが)途中出場しても人数合わせのFW起用など、なかなかシンドイ時間だったと思います。

そんな中、高橋祐治の怪我とはいえ、久しぶりに掴んだスタメン。
それが昇格がかかる水戸戦でした。
しかし、(全てが蓮川の責任ではありませんが)蓮川のミス絡みで失点。
前半を0-2で折り返しとなります。
後半はタンキの活躍もあり、2-2の引き分けで終わりますが、もし負けていたら、後の試合に引きずりそうな雰囲気だっただけに、本当に引き分けに出来て良かった試合でした。

なんとかこの水戸戦を乗り越えた蓮川は、その後もスタメンの座を守り、優勝決定ゴールを決めることになります。
あのゴールは、しんどいシーズンも明るく頑張り抜いた蓮川へ、サッカーの神様からのご褒美だったのかもしれません。

長かった一人別メニュー生活

さて、運命の栃木戦を前に三保ではSC相模原と練習試合が組まれていました。

出場したのは、ベンチ外選手・ユース・練習生と、お試し感が強いメンバーでした。そんな中で、結果を出したのは沖・松崎・郡司・ゴリの4人。

練習試合で相手の決定機をことごとく止めきった沖。
この頃には、絶対的だったスタメン権田の座を伺うくらいには成長していました。もちろん、今でも全体を見れば、権田が一番上手いです。しかし、瞬発力など部分部分では沖君でも遜色ないと思えるほどでした。
カップ戦の早期敗退で、なかなか出番が無かったのですが、しっかりと成長し続けている所が見える試合でした。

そして、大怪我からやっと全体練習に復帰してきたゴリ。
45分間の出場でしたが、古巣相模原からゴールを決める活躍に思わず相模原スタッフもニッコリ。この試合の活躍が、レンタル移籍に繋がっている気がするので、なんとも複雑な気分です。

松崎については、10月頭から調子が良く水戸戦からベンチ入り。
最終戦では久しぶりにスタメンに。
また郡司も、最終戦に山形戦以来となるスタメンを獲得する事になりました。

練習試合でアピールを成功させたメンバーを加えて、チームは栃木戦へ向かっていく事になります。

11月

昇格を決めた直後の三保。
ピリピリムードは若干和らいだものの、優勝に向け締まった練習をしていました。昇格ウキウキモードで三保へ向かった海月は、ちょっと恥ずかしくなった事を覚えています。

しかし練習の雰囲気は最高だったのですが、実はMFを除く全てのポジションで離脱者が複数出ており、なかなかの満身創痍具合だったエスパルス。

それでも、
自力で優勝を決められるのは俺たちだけだぞ!
絶対連勝して優勝するぞ!

と、激を飛ばした秋葉監督。
メンバーを入れ替えても、しっかりと2連勝し優勝をもぎ取りました。

これが三保で最後に見た原輝綺

最後に

最後に、今年の三保活を通しての雑感を少しだけ。
凄く当たり前の話なのですが、一度、うまく行かなくなったチームを立て直す事は難しいんだなって部分が凄く自分の中に残っています。

例えば、
7連勝でどこにも負ける気がしなかった時期と、
アウェイ連敗が続いていてホームで勝っていてもなんだか重苦しい時期、
両方がありましたが、三保で何かが変わったわけではありませんでした。

もちろん、負けた試合にはそれぞれ様々な理由があった事は確かです。
しかし、連勝している時にも似たようなハプニングが存在し、それを乗り越えて勝てている時もあるんです。

じゃあ、そこの差はどこから生まれるのかと考えると、
暑さで少しプレスが遅くなったり、
怪我で本来のプレーができなかったり、
本当に些細な部分の差なんじゃないかと思っています。

じゃあ、うまく歯車が回らなくなった時にはどうしたの?
と言う話ですが、秋葉清水は、選手個々が100%でプレーする事を前提として、チームの為に出来る事を1つずつ積み上げなおす、という方法で解決していました。

上手くいっていなくても積み重ねを続けていった先に、アウェイ徳島戦のようなチームの歯車が動き出したタイミングがやってきたのです。
これは一つ、大きな成功体験だったと感じています。

しかし、気を付けなければならないのが、歯車がうまく回っていない期間でも、エスパルスは個の力を頼りに(特にホームで)勝てていた、という点です。上手くいってないなという感覚の中でも勝てていたからこそ、信じて続けられたものも多かったと思います。

しかし、今年はJ1。
チームが上手く回っている状態で、なんとか勝てる世界です。

つまりJ1では、出来る限り長くチームが好調を維持する事、そして、不調の期間に入ったら、早急に好調時に戻すという作業をしなければなりません。
その助けになるものが「戦術」という話になってくると思います。

秋葉監督と戦術の話はすっごく長くなるので、また別のお話としますが、J1という舞台で秋葉清水がどのように戦術と向き合っていくのか、注目です。

最後になりますが、エスパルスが2024シーズンにホーム日本平で無類の強さを発揮出来たのは、間違いなく皆さんのポジティブな声援があったからだと思います。

どうか2025シーズンも、ポジティブな日本平であって欲しいと、カースト最下位サポーターの海月が勝手に願っております。

だいぶ駆け足になってしまいましたが、2024年の三保の様子が少しでも伝わっていれば嬉しいです。そして伝えきれない三保の魅力がまだまだたっぷりあるので、皆さんもぜひ三保活してくれればと思います。

伝えきれない三保

さぁ、2025シーズンが始まります!(2025/01/06)



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