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今も好きだけど好きだったシャニマス
私はシャニマスが大好きだ。
コンテンツが更新されればすぐにチェックするし、製作者のインタビューが載っている雑誌なども必ず購入するほどのめり込んでいる。
それほどまでにシャニマスを愛しているが最近うーんと思うような出来事が起きている。
アイムベリーベリーソーリー
このシナリオは今までの越境とは違い全員が出るわけじゃなく人数を絞った越境シナリオだ。
最後まで見るとCatch the shiny tailでシャニPが真乃に言っていた台詞の深みが出たり、初期組が新しく加入したSHHisに影響与えるなど良いシナリオだった。
がしかしどうしてもあることが気になりすぎて全く集中できなかった。
番組の企画でもないのに職業体験...?
例えばこのシナリオが初期の方に出ていたらまた話は変わってきただろう。しかし前提としてアイドル達は過去のコミュで売れてきて忙しい描写がされていたのにも関わらず今回ただの職業体験をしている。
好意的に解釈すればシャニPのマインドがアイドルだけじゃなく色々知ってほしいと思っている節があるが
今回のシナリオでどういう流れを経て職業体験をやることになったかは特に説明されていないため理由付けとして弱い。
そもそも売れっ子アイドル達が番組でもない花屋で長期間バイトしてたらファンが集まってきて大変なことになるんじゃないか?とも思わされる。
誰かに届けることは花もステージと一緒、仕事とかじゃなく愛がないといけない。これがこのシナリオで伝えたい内容だったがこの内容のせいでシャニマスにしては珍しい一気に全て舞台装置感が出てしまった。
薄桃色では誰も悪くないのに全員が悩み、銀曜日では人の心をテーマに、階段先では色んなものが変わっていくけど前へ進む勇気、明るい部屋では未来へ続いていく可能性など多種多様なストーリーで感動していた自分としてはこのベリソは今までと話の組み立て方が違うように見える。
導き出した答え自体はとてもよかったがやはりただの職業体験要素がこの結果をやるために用意した感が強くて手放しに評価できないポイントだ。
オチが良ければそれでいい、そもそも気にならないと思う人もいるだろう。しかし私は物語を作るにあたって結果を優先してそれまでの過程がおかしくなることがとても嫌いなのだ。
というのも以前好きだったコンテンツではキャラクターはやりたい結果のために動かされる道具で、ストーリーは整合性を無視し無理矢理エモを生み出す作品を作り上げていて、
嫌気が差し今シャニマスという作品に住み着いているので同じ轍を踏んでほしくないと思っている。
そしてもう一個。
ここからはLanding Point 愛依編の話なので一切情報を入れたくない人はここでブラウザバックして欲しい。
愛依LPを読んでいたら開幕から凄い文章が出てきた。
え・・・?愛依って違和感が読めないの...?
ストレイLP全員やった中で愛依LPが一番好きと言ってもいいぐらいにはいい話だったのにこの部分がどうしても腑に落ちない。
例えば
困った時は...なんとかって言うじゃん?
侘び寂びが出てこなくてムササビと言い間違えることがあったが、この辺りは勉強が得意ではないギャルとしてのキャラクター性を描いていると納得できる。
ただのギャル設定なら2次元の範疇として理解はできたが、愛依は書道を嗜んでる描写があったため漢字にはそれなりに強いと思いこんでいたのでこの発言にはとても驚いたし気分が沈んだ。
書く事と読む事はもちろん違うが"違和感"が読めないのは流石に度が過ぎるのではないかと思う。
これがあまり日常で聞かないような単語が読めないなら何も思わなかっただろう。しかしここまで来るともはや勉強ができるできないの話じゃなくなってきてないか?と言いたくなる。
これが果穂だったら全然理解できる内容だったが高校3年生で一発で読めないレベルの知能しかないのかと思わざるを得ない。
シャニマスは他では類を見ない実在性の高さがウリのひとつだと思っているので、急にこういった描写をされると興醒めしてしまうのは自分だけだろうか...
(ベリソでも真乃と恋鐘がスマホにゲームをインストールできない場面があり、今どきの女子高生がアプリひとつ落とせないなんておかしいだろと言いたいところだがここは二人のキャラ付けを考えるとまだ納得できる範囲だったので目を瞑る。)
ここまで文句を吐いてしまったが、製作者インタビューで今までと整合性をすり合わせるのがとても大変だと度々目にする。
その苦労は計り知れないと思うし毎回ここまでクオリティの高さを維持するのは本当に凄いとしか言いようがない。実際小言を言いたくなるのはこの2つだけだ。
思い出にならないよう戦ってるシャニマスが願わくば最高を更新し続けるコンテンツでいてくれることを切に願って。
(ノクチルの新曲 僕らだけの未来の空を聴いた。2期OPのような爽やかさでとても良いが小糸の歌い方の主張が強すぎてかつての社長のような個性を殺してもっと周りと調和して欲しいと考えてしまう自分が嫌になる。)