田中泰延さんの「書きたいことを書けばいい」にを通して感じた、書きたいことを書けばいいで感じた実感と、ある元上場企業役員から聞いた資金ショートまであと半月からの逆転劇
メディア業務をやっている中で、初めはテーマありきで、なかなかアクセスが集まらず試行錯誤していました。
そんな中、田中泰延さんの「書きたいことを書けばいい」という書籍を読んで、タイトル通りの書きたいことを書く、テーマやカテゴリがあっても、その枠の中で、SEOなど気にせずに自由に書くことで、独自ドメインのメディアとしては、そのように「自由に書きたいことを書いた記事」にアクセスが集まってくるようになりました。
訪問者・クライアントにとってプラスになるコンテンツであることは前提として、かつSEOについては考えすぎず、テーマに絡めて書く。
また、当方の運営するメディアには中核となるテーマがあるので、そこから外れなければ、基本的にテーマはたくさんあるので、「書きたいことを書く」、「できれば人・書籍などの一次情報にあたる」などを心がけながらテーマ探しをしています。
ただ、人からの一次情報を取得するというのは、簡単なことではないなとも実感しています。
先日アイデアに煮詰まったときに、上場企業役員だった人から聞いたエピソードがあります。その方は製造系企業の大手役員で、いろいろな製造会社の方と懇志にしており、様々な会社のエピソードを知っています。
ある大手会社の下請けだった会社が、「買収され、グループ会社に入るか」「大手(かつ唯一の取引先)と袂を分かち、独自でやっていくか」の二者択一という状況に置かれ、グループに入った会社、袂を分かった会社で、まあいろいろとあったそうです。
袂を分かった会社のひとつは、その後にあと半月で資金ショートというギリギリの状態まで追い詰められたそうです。社長、役員、社員、まさに修羅場で走り回ったそうです。
しかし、最後のところで大きな取引を掴み、逆転し、地域でも有数の製造会社として存在しているとのことです。
ぜひ、細かいところのディテールも含め、創業者(年配の方で、リタイアされていますが)の方と直接お話するなり、あるいは書籍、社史を読むなどエピソードをより詳しく知りたいと感じました。
そこで、本社や財団の事務局まで電話をし、その人に関する書籍や社史はないかと聞いたのですが、それはないとのこと。
また機会があれば、何らかの形でエピソードを調べたり、ご本人から詳しく聞けるといいなと思っています。
また、その元役員の方が経営者の方から聞いた話として、「一緒に危機を乗り切った人を無碍にはできんわな」と、当時のピンチを一緒に乗り越えた部下を、重要ポジションに置いているということで、やはり苦しいときに一緒に戦った仲間、助けてくれた方に対し、時間が経っても強い恩義を感じているそうです。
経営をしていると、表に書けること、書けないことなどさまざまなことが起こりますが、主要取引先を失っても、最後まで諦めず、ギリギリのところで盛り返したというエピソードなどは、他にも多くあると思いますので、この事例もですし、他の、中小企業が大企業にステップアップした事例などももっと調べていきたいと思います。