小学1年生の娘と新しい遊びを考えてみたら意外と楽しかった話
昨日(5月30日)、オンラインおやこワークショップに小学1年生の娘と参加しました。テーマは「おうちで出来るあたらしい遊びを考える」。主催はホーメルさん。
これが思った以上に楽しかったです。そして図らずも遊びを考えたプロセスが「アイデア創出→ユーザーインタビュー→プロトタイピング→ユーザーテスト」に。遊びながら学んだ一日になりました。
アイデアを考えるTIPS
冒頭のプログラム「新しい遊びを発明しよう! by NPO法人ゼロワン」の概略です。
・新しい遊びをいきなり考えるのは難しい
・普段大好きな遊びから考えてみよう
・大好きな遊びの要素を分解してみよう
・分解したものを何か他のものに変えてみよう
・実際に遊んでみて楽しいかみてみよう
意外にもこれが娘の印象に残ったようです。
アイデアをもとに意見の聞き取り
早速やってみたいという娘。まずはいろいろ遊びを列挙。
この中から出てきたのが「すもうおえかき」です。
※赤字はブラッシュアップ後に娘が追記
タイトルは面白そうだけど内容は・・・。よし、お母さんに面白そうか聞いてみよう。
「絵をかく人はただ絵をかくだけなの?」
「すもうおえかきというタイトルは面白いけど・・・」
「他の遊びの要素を入れてみたら」
これらの意見を踏まえ、いつもやっている「いつ、どこで、だれが、どうしたゲームと合わせたらどう?」と提案。「それいいねぇ」ということで早速やってみることに。
実際やってみてブラッシュアップ
実際に書き出してみるとイマイチ。
二人で「うーーーん」。こんどは実際におえかきをしてみようと提案。すもうの中でやるワザをかいてみることに。とりあえずかいてみたのがこちら。
娘「んーって抱きついたらひゃーっていう」
父「はぁっとやったらひぃーっという」
よし、これですもうをしてみよう。やってみると意外に盛り上がる。
こんどはワザに名前をつけてみることに。2回やってみたが面白い。
このアイデアをまとめてみたのが「ひっさつわざずもう」。娘のネーミングセンスwww。
実ユーザーにもウケるか確認
なかなか面白いと思うけど、つくった本人たちだから楽しいだけかもしれない。そこで遊び相手であるお母さんにもウケるか試してみることに。
母「パンって手を叩くと耳をふさいでしゃがむ」
娘「ほーってポーズをとると、つー、くくくし、あるみかんと叫ぶ」
普段笑いに厳しいお母さんも意外と楽しそう。
最後は親子3人で楽しめるか試してみる。
父「とおーって言って右手を挙げたら3歩下がる」
母「いのちって言って指を指したら、身体で命のポーズをする」
娘「ぼーっといきてるんじゃって言ったら、お母さんはアイアイサーっと言いながらポーズする、お父さんはくーっと言いながらポーズする」
三人でも盛り上がる。もはやすもう??ショープロレス!?とも思うけど。
体験して初めて分かったことも
それからもう一つのアイデアはこちらの「メロディーかくれんぼ」。
こちらもお母さんへ面白そうかヒアリング。
「だるまさんがころんだでいいんじゃない」
「かくれる場所なんてない」
「うたは誰がかけるの」
などなど辛辣な意見がたくさん。
全面的に案の練り直し。っで、出てきたのが「ゴミすてダンス」。
※黒字はブラッシュアップ後に娘が追記
父的には面白くなさそうだけど、とりあえずやってみることに。
音楽をスマホで流そうとしたら、娘がピアノを弾くと言い出した。「えっ!?どういうこと?」っと思いながらも従うことに。
録音したピアノの音に合わせる。音楽があるときはゴミを拾って捨てる。途中で音楽が止まる。動いたら負け。ピアノ付きでやってみてようやく理解できた。そして意外と面白い。
さらにアイデアをブラッシュアップしたのが「ゴミすてインミュージック」。
録音した音はこちら。演奏は娘。わざと途切れたりテンポが遅くなっています。雑音が多いので聞くに耐えないですが、それなりに遊びは成立しました。
必ずしもユーザーにウケるとは限らない
最後にお母さんも楽しめるかやってみることに。
こちらの遊びは、お母さんには不評。音楽がわかりづらいなどなど。うーーーん、みんなが楽しめる遊びって難しいです。
なお、あとで振り返ると、実はボツ案の「メロディーかくれんぼ」のピアノやだるまさんがころんだ的な要素がたくさん入っていることに気づきました。父的にはあと一工夫でいけると思うのでブラッシュアップしたい。。。
他のお友達ともアイデアを共有
そんなことをしていたら、ワークショップも終わりに近づいてきたので、みんなと合流。
みんなの前でアイデアを発表するのも楽しかったようです。「ゴミすてインミュージックは海岸でみんなでやると楽しそうだね」というアドバイスももらえて嬉しそうな娘。
他の子のアイデアも面白そうに聞く娘。交流っていいなと思ったワークショップでした。
終わったあと、娘から「この遊びまたやりたい」というリクエスト。自分が楽しめる遊びがうまれてなによりな一日でした。
ホーメルさんの魅力的なプログラム
ホーメルさんのプログラムは、10時から15時まで、楽しい催しがいっぱいでした。
10:00 オリエンテーション
10:40 新しい遊びを発明しよう! by NPO法人ゼロワン
11:20 見える、って実は不思議!?光で遊んでみよう!
12:00 ”おうちニュース”を作ってリポートしてみよう!
12:40 アラウータン体操おにいさんのシャボン玉実験
13:20 光ファイバーをつくってみよう
14:00 てつじろうせんせいのおうちかがくじっけん
ただうちの娘は、オンライン、リアル問わず、人前では緊張するようです。オンライン中ずっと背筋を伸ばしてまじめに聞いていて、集中している分、ものすごく疲れていました。お昼ごはんも食べないとということで、12時くらいから一旦抜けて、ご飯と前述の遊びに切り替えました。
この辺りはホーメルさんの考え方「お好きな時間帯で気軽に参加」にもある通り。
録画されたものはいつでも見られるようなので、娘とは「あとで見よう」と約束しました。
オンライン親子ワークショップ HOMELL Vol.2 - 2020年5月30日
遊びながら学んだ一日でした。