最高すぎた映画クレヨンしんちゃん「天カス学園」
2022年7月30日から映画クレヨンしんちゃん
「謎メキ!花の天カス学園」が公開された。
公開翌日、朝一の上映でキメてきた。
いや、最高か????
控え目に言って、カスカベ防衛隊のファンは死ぬぞ。
見る前は正直言って、
「しんちゃんで謎解き?学園物?なんでそのチョイス?」と思っていた。ネタ切れか?とも…。
クレしん映画といえば、真っ先に名前が上がる「アッパレ戦国」「オトナ帝国」。
クレしん映画の難しいところは、この2作品があまりにも内容の良さ・知名度ともに抜きんで過ぎているところだ。
ドラえもんやアンパンマンはどの映画も素晴らしいが、突出してコレ!というのがないように思う。平均的に高得点なのだ。
対してしんちゃんは200点の作品があるせいで、どれだけ高得点の映画でも200点の映画の前では霞んでしまう。
それで言うと残念ながら本作も「アッパレ戦国」「オトナ帝国」には勝てないだろう。
勝てない、というか、戦うフィールドが違うと言ったほうが正しいか。
世間の「大人も泣けるクレしん」から解き放たれた、
「これが新しいクレヨンしんちゃんだ!」という一種の回答をファンに見せつけた素晴らしい作品だと思う。
クレヨンしんちゃんはどんなにバカバカしい中身にも常に「愛」がある。
本作は友情・親の愛・コンプレックス…
様々な感情が絡み合った青春映画だった。
真面目すぎるがゆえに、エリートに拘る風間くん。
好きなこととコンプレックスとの狭間で苦しむチシオちゃん。
大人になった今だからこそ、キャラクターそれぞれの苦悩や深い愛情がグッと胸に突き刺さる。
大人にこそ見てほしい映画だ。
…と、感動面にフォーカスしたが、
しんちゃんらしい「くだらなさ」にもご注目あれ。
個人的にはハシビロコウのくだりといつものごとく覚醒したマサオくんが好きだ。
いつもは大人顔負けのクールなボーちゃんが、ピュアで可愛らしい一面を見せるシーンも必見!
というか、普通に最後まで推理も楽しんじゃったよ!
ぜひカスカベ防衛隊の可愛さに、泣いて笑って癒やされてほしい!
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