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警察による犯罪を罰してください(1)❣️🐸🍿

2024年9月26日に袴田巌(88)さんの再審で無罪判決が言い渡されました。

58年前に静岡の一家殺害事件で死刑が確定した袴田巌さんは、警察による任意取り調べで非道な扱いを受けた上、警察が証拠として提出した血痕がついたような「5点の衣類」が捏造であったと認定されました。

この事件は広くニュース報道がされて、世界にも波紋を広げているようです。

記事が長いので、記事内容を抜粋して転載しますが、それでも長くなってしまいました🙏🌸🐰🌸
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袴田巌さん 再審で無罪判決 裁判長“時間かかり申し訳ない”

2024年9月27日 1時49分

58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審=やり直しの裁判で、静岡地方裁判所は捜査機関によって証拠がねつ造されたと指摘し、袴田さんに無罪を言い渡しました。判決の後、裁判長は袴田さんの姉のひで子さんに「ものすごく時間がかかっていて、裁判所として本当に申し訳なく思っています」と謝罪しました。

目次
裁判長「袴田さんを犯人とは認められない」 無罪言い渡し

【判決のポイントを詳しく】

無罪が言い渡されたのは袴田巌さん(88)です。

58年前の1966年に、今の静岡市清水区でみそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田さんの再審は去年10月から開かれ、あわせて15回の審理が行われました。

最大の争点は、事件の発生から1年2か月後に現場近くのみそタンクから見つかり、有罪の決め手とされた「5点の衣類」に付いていた血痕に赤みが残っていたことが、不自然かどうかでした。

裁判長「袴田さんを犯人とは認められない」 無罪言い渡し

26日の判決で國井恒志裁判長は「1年以上みそに漬けられた場合に血痕に赤みが残るとは認められず、『5点の衣類』は事件から相当な期間がたった後、捜査機関によって血痕を付けるなど加工され、タンクの中に隠されたものだ」と指摘しました。

そして「袴田さんの自白は非人道的な取り調べで得られたため任意性に疑いがあり、当時の裁判で無罪の可能性が否定できない状況にあった。衣類を犯行時の着衣としてねつ造した者としては、捜査機関以外に事実上想定できない」と述べました。

その上で「5点の衣類」と警察が袴田さんの実家を捜索した際に見つかったとされる「5点の衣類」のズボンの切れ端、それに過去の裁判で自白の任意性を認めていた1通の調書のあわせて3つの証拠を捜査機関がねつ造したと判断し、「袴田さんを犯人とは認められない」として無罪を言い渡しました。

判決を言い渡したあと、國井裁判長は袴田さんの姉のひで子さんに対し「ものすごく時間がかかっていて、裁判所として本当に申し訳なく思っています」とことばをつまらせながら謝罪しました。

そして「確定するにはもうしばらくお待ちいただきたい。真の自由までもう少し時間がかかりますが、ひで子さんも末永く心身ともに健康であることを願います」と述べました。

ひで子さんは閉廷したあとにハンカチで涙をぬぐっていました。

袴田さんは1980年に死刑が確定したあとも無実を訴え続け、10年前の2014年には再審を認める決定が出されました。しかし、検察の不服申し立てを受けて決定が取り消されるなど司法の判断に翻弄され続け、去年3月にようやく再審開始が決まりました。

そして事件の発生から60年近くがたった26日、長く求め続けた無罪判決が言い渡されました。

死刑が確定した事件の再審で無罪判決が言い渡されたのは35年ぶりで、戦後5件目となります。

(中略)

【判決のポイントを詳しく】

袴田さんの無罪判決では、あわせて3つの証拠を捜査機関がねつ造したと指摘しました。判決のポイントをまとめました。

【ねつ造(1) 唯一の自白調書】

判決で1つ目に挙げたのは、過去の裁判で唯一、自白の任意性を認めていた検察官の調書です。

判決では、警察による取り調べについて逮捕されてから19日間、深夜までに及ぶ1日平均12時間もの長時間の取り調べが連日続いたと認めました。

そして
▽自白しなければ長期間勾留すると告げて心理的に追い詰めたり
▽取調室に便器を持ち込んで用を足すよう促したりするなど
屈辱的で非人道的な対応をしたと指摘しました。

検察官の取り調べについても「袴田さんが自白するまで警察署で警察官と交代しながら証拠の客観的状況に反する虚偽の事実を交えて犯人と決めつける取り調べを行っていた」と述べました。

こうした状況から検察官の調書について「警察官との連携により肉体的・精神的な苦痛を与えて供述を強制する非人道的な取り調べによって作成された」として実質的に捜査機関がねつ造したと判断し、証拠から排除しました。

【ねつ造(2) 5点の衣類】

2つ目は、血の付いた「5点の衣類」です。

事件発生から1年2か月後に現場近くのみそタンクから見つかり、過去の裁判で有罪の決め手とされた証拠で、再審でも血痕の赤みが残っていたことが不自然かどうかが最大の争点となりました。

判決では、検察側と弁護側がそれぞれ行った実験の結果や専門家の見解などをもとに「1年以上みそに漬けられた場合、血痕の赤みが残るとは認められない。『5点の衣類』は、事件から相当な期間がたった後、袴田さん以外の者によってみそタンクに入れられた」と指摘しました。

そして、当時の裁判で袴田さんが無罪になる可能性が否定できない状況だったことから、捜査機関が有罪を決定づけるためにねつ造に及んだことが現実的に想定できると判断しました。

この「5点の衣類」は、再審を開始するかどうか決める審理でも、2度にわたりねつ造の疑いがあると裁判所から指摘されていました。

【ねつ造(3) ズボンの切れ端】

3つ目は警察が実家を捜索した際に見つかったとされる「5点の衣類」のズボンの切れ端です。

この証拠は「5点の衣類」が袴田さんのものだという根拠の一つとされてきました。

判決では「捜査機関によって持ち込まれるなどした事実が推認され、捜査機関によってねつ造されたものだ」と判断しました。

理由として
▽みそなどでぬれて固くなったズボンと実家にあった切れ端が同じ生地、同じ色だと判断するのが難しいのに、警察官がその場で同じだと判断したこと
▽警察官が捜索の前に実家を訪れていたことなどをあげ
「警察官として不自然さを通り越した不合理な捜査活動だ」批判としました。

【袴田さんを犯人と認定できない】

判決では「5点の衣類」とズボンの切れ端についても、証拠から排除しました。

その上で「5点の衣類を除いた証拠によって認められる事実は、限定的な証明力があるにすぎず袴田さん以外による犯行の可能性を十分に残すものだ。長い年月にわたり、各裁判所の異なる結論や意見が示されてきたが、刑事裁判の原則に従えば、袴田さんを犯人だと認定することはできない」と結論づけ、無罪を言い渡しました

(中略)

判決後 多くの支援者が拍手で迎える

判決が言い渡されたあと、袴田さんの姉のひで子さんと弁護団が午後4時すぎに裁判所から出てくると、集まった多くの支援者が拍手で迎えました。

そして弁護団が「袴田巌さんに無罪判決」や「証拠ねつ造を認める」と書かれた紙を掲げると、ひで子さんは隣で笑顔を見せていました。

静岡地検「こちらの主張・立証を評価してもらえなかった」

判決後、静岡地方検察庁の小長光健史次席検事が報道陣の取材に応じ「判決内容を精査した上で、適切に対処したい」と述べました。

無罪判決への受け止めを問われると「判決内容を見た上でないと具体的には申し上げられない。裁判所がどのような判断をしたのか判決文をもとに確認したい」と述べました。

また、裁判所が「5点の衣類」は捜査機関がねつ造したものだと認定したことについては「検察としては必要な立証を行ってきたが、裁判所にこちらの主張・立証を評価していただけなかった」と述べました。

その上で、控訴するかどうかについては「法と証拠に基づき、判決内容を精査してから、上級庁と協議した上で判断したい」と述べるにとどまりました。

法務・検察の幹部「判決文を精査して議論し 控訴するか判断」

捜査機関による証拠のねつ造を指摘し、無罪を言い渡した判決について法務・検察の幹部からは「厳しい判決だ」といった声が聞かれました。

ある幹部は「検察は裁判で証拠はねつ造ではないと立証してきたが、新たに証拠がねつ造と認定されるなど厳しい判決となった」と話しました。

別の幹部は「判決が法と証拠に基づいて書かれているのかどうかにつきる。裁判所が認定した事実がどのような証拠に基づいて認定されているのか、判決文を精査して議論したうえで、控訴するかしないかを判断することになる」と話していました。

静岡県警「コメントは差し控える」

静岡県警察本部は「今後、検察当局において判決内容を精査し、対応を検討するものと承知しておりますので、コメントは差し控えさせていただきます」としています。

弁護団 検察に控訴を断念するよう申し入れ

判決を受け、袴田さんの弁護団は静岡地方検察庁に控訴を断念するよう申し入れました。

弁護団は判決の後に静岡地方検察庁を訪れ、集まった支援者たちから「がんばれ」と声をかけられながら検察庁に入っていきました。

弁護団の事務局長の小川秀世弁護士は「長い審理に終止符を打てるのは検察官だけなので、控訴を断念する英断をしてほしいと強くお願いしました。検察官からは、きょうは特に反応はありませんでした」と話していました。

(中略)

元刑事裁判官の弁護士「ねつ造を認め驚いた」

静岡地裁が証拠のねつ造を認定したことについて、元刑事裁判官の木谷明弁護士は「検察が控訴するのを嫌がって、判決では『可能性がある』といった表現にとどめると思っていたが、はっきりとねつ造を認めたことには驚いた。これだけ大がかりなねつ造は例がない。裁判所は、捜査機関を信用しすぎないよう肝に銘じるべきだ」と話しました。

また「再審法を改正するのは袴田さんの無罪判決が出た今が絶好の機会だ。今、手をこまねいていたら後世の人間にどう思われるか分からない。改正には世論の力が必要で、市民の皆さんもひとごとと思わず、身近な問題として本気になって考えてほしい」と話していました。

(中略)

事務局長の小川弁護士「ねつ造を認定したのは画期的」

会見の冒頭で弁護団の事務局長の小川秀世弁護士が「本当にたくさんの人に一緒に喜んでいただきありがとうございます」と感謝すると、会場に集まった支援者から大きな拍手が送られました。

小川弁護士は「無罪判決は当然で、58年は長すぎたと思いますが、無罪という声を聞いて率直に喜ぶことができました。裁判所が3つのねつ造を認定したのは画期的で、警察官と検察官のねつ造を強く、はっきりと認定したのは今までの再審開始決定にはなかった重要な点だと思います」と話していました。

(中略)

日弁連が再審に関する法改正を訴え

再審に関する法律の改正を目指す日弁連=日本弁護士連合会も、判決を前に、静岡地方裁判所の前で街頭活動を行いました。

2014年に静岡地裁の裁判長として袴田さんの再審と釈放を認める決定を出した元裁判官の村山浩昭弁護士も参加し、通りかかった人たちにパンフレットなどを配りながら、審理が長期化しないよう法律を改正する必要があると訴えました。

村山浩昭弁護士

村山さんが10年前に袴田さんの再審を認めた決定は、検察の不服申し立てを受けて取り消され、袴田さんが裁判のやり直しを求めてから去年、再審開始が確定するまでに40年以上かかりました。

26日、判決が言い渡されることについて村山さんは「気が遠くなるような時間がかかりましたが、裁判所には審理した内容にふさわしい判決を出してほしい」と述べました。

その上で「この10年間は、非常に無駄な期間だった。再審開始決定に対する検察官の不服申し立ては許されず、今の法制度は間違っていると思う」と法改正の必要があるという考えを示しました。

死刑が確定した事件で再審無罪は今回が5件目

死刑が確定した事件のやり直しの裁判で無罪が言い渡されるのは、35年前の1989年1月以来、5件目です。

死刑が確定した事件で初めて再審で無罪となったのは、1948年に熊本県で夫婦2人が殺害された「免田事件」で、1983年の再審で無罪を言い渡されました。

その後、1950年に香川県で男性が殺害され現金が奪われた強盗殺人事件の「財田川事件」や1955年に宮城県で住宅が全焼し一家4人が遺体で見つかった「松山事件」、1954年に静岡県で当時6歳の女の子が連れ去られ殺害された「島田事件」の再審で、いずれも1980年代に無罪が言い渡されました。

これらの4つの裁判ではいずれも検察が控訴せず、1審で無罪が確定しています。



まず、この裁判はこれで決着がついたわけではなく、今後もしも検察が控訴すれば、さらにまた時間をかけて裁判が続くということです。

事件発生から58年もかかって、まだ結論が出ていないというのが、まず驚きです。人間の寿命は限られているのに、最終的に無罪判決が出た場合、死刑囚として扱われた時間をどう取り戻せば良いのでしょうか。

この事件を振り返ってみて、いろいろな問題点があるのがわかりますが、今回の大きなポイントとしては、捜査機関である警察が証拠品を捏造していたということがあると思います。

これって、どう考えても詐欺犯罪ですよね。警察が詐欺犯罪をやっているわけです。

証拠の捏造に関わった警察側の犯罪者は逮捕されないのでしょうか。まず、そのことが大きな問題点だと思います。

証拠を捏造して無罪の人を犯人に仕立て上げようとした警察の詐欺行為によって、事件が撹乱されてしまい、裁判が余計に長引いているわけです。

この警察の不手際は、誰が責任を取るのでしょうか。

今回の袴田さんの裁判以外にも、冤罪によって人生を狂わされてしまった人は大勢いると思います。

そして、このような問題が、今後二度と起こらないようにしなくてはなりませんが、そのためにはどうすればよいのか、その点も大きな問題点だと思います。

このような問題について関連した記事があるのでご紹介しておきたいと思います。

この記事は鹿児島県警の隠蔽体質について述べているものですが、このような警察の犯罪を中立的な立場から捜査する仕組みがないことを指摘しています。

フェイクメディアとユーチューバーの情報なので申し訳ありませんが🙏



日本には本来は先進国であれば必ず備わっていなければならない警察犯罪を中立的な立場から捜査する仕組みが存在しないことをご存じだろうか。

鹿児島県警は警察関係者の犯罪を内部告発した元幹部を逮捕し、その情報提供先となったネットメディアの事務所に家宅捜索に入った。

どんな組織にでも多少は身内贔屓はあるかもしれないが、これはもはやそんな次元を超えた、公益通報者保護制度の破壊であり、報道の自由の侵害に他ならない。

鹿児島県警は今、2つの内部通報に揺れている。1つは元県警生活安全部長の本田尚志氏が警察による隠蔽が疑われる事件について告発文を送ったというもの。

もう1つは同じく県警元巡査長の藤井光樹氏が不正捜査が疑われる事案について資料などを提供したというものだ。

いずれも警察の不正を内部から告発するもので、福岡県をベースにネットでニュースを配信している「ハンター」とそこに寄稿しているフリーのジャーナリストに情報は提供されていた。

これはいずれも組織内の違法行為を告発するもので、明らかに公益通報の範疇に入るものだったが、鹿児島県警は内部告発者を逮捕し、ハンターの事務所を家宅捜索した。

藤井氏は県警の「告訴・告発事件処理簿一覧表」などの資料をハンターに提供したとして4月8日、地方公務員法違反守秘義務違反)の疑いで逮捕され、5月20日に起訴されたが、その処理簿には2021年の強制性交事件に関する情報などが含まれていた。

これは医師会の職員による看護師に対する強制性交事件で、被害者の度重なる訴えにもかかわらず事件化されていなかったが、その職員の父親は鹿児島県警所属の警察官だった。

藤井氏は7月11日に鹿児島地裁で行われた初公判で起訴内容を認め、争わない姿勢を示しているが、同時に強制性交事件の捜査に疑問を感じたことが告発の動機だったとも述べている。

この問題を取材しているジャーナリストの青木氏は、藤井氏の行動は公益通報以外の何物でもないと指摘する。

県警はハンターの事務所を家宅捜査した際に、パソコンやハンターの代表者である中願寺純則氏の携帯電話を押収しているが、その中にあったデータから藤井氏の他にも内部告発者がいることを突き止め、藤井氏に続いて元生活安全部長の本田氏が逮捕された。

本田氏もまた鹿児島県警の職員によるストーカー事件盗撮事件に関する情報を提供していたが、いずれの事件も事件化しておらず、警察による身内の隠蔽が疑われるものだった。本田氏は告発文の中で「闇をあばいてください」と訴えていた。

今回露呈した問題は大きく分けて3つある。まず警察官による犯罪は県警のトップである本部長の直轄案件となるため、本部長自らが隠蔽を指示していた疑いが濃いということ。

犯罪の隠蔽、しかも被害者が存在する犯罪の隠蔽ということになれば、身内贔屓で済まされる問題ではない。

加えて、今回の強権発動は警察という組織では決して内部告発は許さないという強い意志を示すことが目的だと思われるが、そのために内部告発した警察職員を様々な理由をつけて「あれは公益通報には当たらない」と決めつけ逮捕までしていること。

そして、3つ目が、内部告発者を特定する目的で情報の提供先となったメディアに強制捜査にまで入ったことだ。

言うまでもなく1つ目は警察という組織の信頼の根幹を揺るがすものだし、2つ目は公益通報者保護制度を根底から破壊する行為、そして3つ目は報道の自由を侵害する憲法違反に他ならない。

実際、警察官による犯罪が疑われる行為は表沙汰になったものだけでも非常に多い。一般市民で得られない情報を得られる立場にあり、強大な権力を持った警察官は、よほど規律を厳しく徹底しないと、容易に犯罪に手を染めかねない立場にいる。

しかも、警察が警察官を逮捕することは希だし、仮に捕まっても自身の経歴に傷を付けたくない県警本部長の温情と身内贔屓の体質故に、罪に問われずに処理されてしまう場合が多い。

しかし、今回鹿児島で起きたような内部告発が許容されれば、どこの警察にも正義感を持った警察官が多少なりともいるだろうから、下手をすると日本中の警察で内部告発が乱発され、収拾が付かなくなるおそれがある。少なくとも鹿児島県警の野川明輝本部長がそう考えたとしても不思議はないだろう。

今回、警察の内部告発者2人が、記者クラブに加盟する数多ある大手メディアではなく、小さなネットメディアを通報先に選んだことを、既存のメディアは深刻に受け止める必要があるだろう。

藤井元巡査長も本田元生活安全部長も、記者クラブに加盟する大手メディアに情報を提供しても報道されないばかりか、下手をすると彼らの情報提供の事実が警察に通報されることを恐れた。

警察の内部事情や日頃の警察と記者クラブとの関係をよく知る元警察官だからこそ、警察官の犯罪を告発する対象としては既存のメディアがまったくあてにならないことを熟知していたはずだ。

実際に今回内部告発者の警察官が逮捕された事件も、一部で報道はされているが、事態の深刻さを考えると、その報道量はまったく足りていない。

極めつけは藤井氏がハンターに提供した一連の情報の中にあった、警察内で回覧されている「刑事企画課だより」という資料だ。

これには、事件記録を速やかに廃棄するよう促す内容が記された上で、「再審や国賠請求において、廃棄せずに保管していた捜査書類やその写しが組織的にプラスになることはありません!!」などと書かれていた。

後に警察に不利になりそうな資料はあらかじめ全部廃棄しておけという警察内の指令だ。一体、警察はどこまで腐ってしまったのだろうか。

一連の事件が露わにしているものは、警察の隠蔽体質はもとより、そもそも犯罪を取り締まる立場にある警察の犯罪は誰が取り締まるのかという問題が日本では未解決となっていることだ。

泥棒に泥棒が捕まえられるわけがない。日本では本来は国家公安委員会と各都道府県に設けられた公安委員会がその任にあたる立場にあるが、歴史的に公安委員会は警察によって骨抜きにされ、本来の機能を期待すべくもないお飾りの組織に成り下がっている。

しかも、青木氏によると、年収2,000万円を超える公安委員会の委員には大手報道機関のOBにまで指定席が用意されているという。警察の腐敗も深刻だが、警察とメディアとの癒着も底なし沼だ。

鹿児島県警で今何が起きているのか、警察の身内の犯罪の隠蔽や内部告発者の逮捕、メディアへの介入を許していいのか、警察の犯罪は誰が取り締まるべきなのかなどについて、この問題を取材しているジャーナリストの青木氏と、ジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した。


動画はこちらにありますので、興味がある方はご覧ください🙏🌸🐰🌸

この鹿児島県警にしろ、最初の袴田さん事件の静岡県警にしろ、日本中の警察は、組織内部に長年にわたって犯罪を隠蔽したり、無罪の人を犯罪者に仕立て上げたり、違法な取り調べをするような仕組みが他にもたくさんあるのだと思われます。

このような警察内部に存在する「詐欺を生み出す仕組み」がなくならない限り、警察に対する信頼は永遠に失われたままでしょう。

実際のところ、裁判を行う司法制度の問題も指摘したいところですが、今回は警察の闇の部分についてフォーカスしたいと思います。

次回の「続編」で、この関連問題についてもう少し掘り下げていきたいと思います。

私が過去にまとめた、警察関連の記事はこちらにあります。
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