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【土木学会選奨土木遺産】横浜港ハンマーヘッドクレーン

土木遺産、次は六郷水門に行くつもりだったのだが、横浜に行く用事があったので横浜港ハンマーヘッドクレーンに立ち寄ってみた。
横浜にはたまーに来るけど、ハンマーヘッドのふもとまで来たことはなかった。

今回は馬車道駅に到着までの電車内でハンマーヘッドの歴史工法について予習してから訪問。(歴史、工法についてはリンクを貼ってみた。)

馬車道駅、春節祭の飾りが派手で素敵

馬車道は約10ヶ月ぶり。ゆっくりしてみたい場所なのだが、前回も今回も時間が限られているので、目的地のハンマーヘッドのみを目指す。

二代目万国橋。1940年にかけられたもの。初代は1904年架橋で埠頭と陸地を結ぶ唯一の連絡路だった。
万国橋から見たMM21

予習して理解を深めた状態で向かったからか、ハンマーヘッドに辿り着くまでワクワク感が増し、近付くにつれてニヤニヤし、視界に入ってからはマスクの中で「ふぉ〜たまらん」とか口から(多分小声で)出ていて、若干、距離を取りたくなる中年女性になっていたかもしれない。

平日の午前中だったからか、人はまばら。思う存分、近付いたり離れてみたり、色んな角度から堪能してきた。100年以上前に作られて、現在も稼働可能だなんて、逞しい。色んなものにアテレコして擬人化しがちという癖があるのだが、土木建築は特に気持ちが入ってしまう。暮らしを便利にして社会基盤を支えるでっかい構造物、逞しかったり健気だったり頑張り屋さんだったりで、好きなのかもしれない。

馬車道駅、到着した時には早くハンマーヘッドに会いたくて気もそぞろになってて気付かなかったけど、帰る時に壁面に色々なパーツがあることに気付いた。
古い建物が壊されることは、必要なこととはいえ寂しさがあるけど、そのパーツを残して普段の生活で使う場に設置されるの、とても良いな。

神奈川の土木遺産も、行けそうなところにまた行こう。

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