2024年3月16日に奈良、京都に行った話 その2


2024年3月16日に奈良、京都に行った話
なのだけれど、ブログ類を書くのがあまりにも久しぶりだったために長文化し、そして疲れて途中で話を終えてしまいました。


まだ、16日はなんなら始まったばかりくらいのところで終わってしまっている感じです。これからどう展開するのか、その後の展開が気になるところです。とはいうものの、そんなに書けることがあるだろうかとちょっと不安にもなります。

ふうせんかずらさんを出たワタシタチは奈良の法隆寺に向かい。。。と、お話を続けたいところですが、確かに法隆寺のあたりには行くんですけど、いかんせんワタシ、この後なにが待っているのか、いないのかもあまりわからぬまま、友達に引き連れられて歩きましたので、あれが果たして法隆寺だったのかどうか。(こんな大人ですみません。そしてアテンドしてくれた友人のみなさま、大変感謝しております。)まぁ、改修中の五重塔とかも見たので間違いはないでしょう。(いやいや、これは法隆寺ではなく、興福寺だったみたいです。お友達が教えてくれました。みなさんありがとうございます)しかしながら今回の旅の目的は、ふうせんかずらさんと友人との文具系(主に万年筆が中心)オフ会であったであったため、あまり神社、仏閣を回る気持ちにワタシ自体は溢れているでもなく。ほんと、奈良、京都なのになにやってんのって感じですが、それが醍醐味だったのです。

そうはいうものの、プロのしかさんたちにも会いましたので写真など載せてみたりして。

プロの鹿さん

なにがプロなのかということなのですが、鹿せんべいを持たない者には寄ってこないということと、鹿せんべいを買いそうかどうかも彼らはわかっていらっしゃるようなのです。明らかにワタシには寄ってこないし、無視を決め込んでいらっしゃいました。プロです。少し後、お友達のご好意で一枚鹿せんべいをあげられる機会をもらったのですが、プロの鹿さんの振る舞いはとてもあっさりされておりました。そう、ワタシは2枚目の鹿せんべいを持たないことを見抜かれていたのです。
そのくせ、なんならもう一回買ってくれるんじゃない?というくらいの外国人の美人のお姉さんにはさりげなくアタックする鹿プロ。色々やっぱりプロです。

プロの鹿さんを後にして、京都へ移動することに。

近鉄奈良駅


近鉄で京都の四条を目指します。幸いなことに直通で四条に行ける路線に乗れました。途中、車内の「地上の京都には参りません。」という素敵なアナウンスに、とても楽しい気分になりました。確かにそのままJRとか地上と思ってしまわないようにという配慮なのか?はたまたアングラ京都への入口なのか、妄想は止まりませんでした。

四条に降り立ち、友人があらかじめ予約などしておいてくれた京風ワーキングスペースへ。とても普通のお家な感じで結構ナイスです。さすが地元民!とは書いたものの、予約してくれたのは関東の友人。。。どうであれその場所などを探すセンスに脱帽なのでした。最近の京都はというとランチを食べる場所に窮しちゃうくらいのいわゆるオーバーツーリズムだそうです。確かにどこに行っても観光客な感じは否めないです。そんな中、ワタシタチは場所を確保し、買い弁的お昼をゆったりとできる、この幸せ。

関西の笑いと関東の人の戸惑い

楽しくお昼をしながら話した文具でない話。

友人の1人が話してくれたこと。関東で講師をする機会があって、関西や四国だと笑いが起きる鉄板ネタをやったけど、全くウケなかったと、他の友人からは、当時勤めていた会社の社長が関西から関東の事務所にやってきて、講話をしたがやっぱり社員にウケず社長傷つくなんて話しを聞きました。
やっぱり関西と関東では笑いの質とか違うのかな?なんかノリツッコミみたいな様式美についていけないところあるよね〜、関西の人ってやっぱり小さい頃から新喜劇とかで学んでるからかなぁ。
関東は結婚式みたいな厳かっぽい会でも笑いに包まれたりあんまりしないよね。とか、ワイワイと、やっぱり関西とノリが違うからかねぇ〜なんて話に花が咲きました。
みんなで話したのここまでなんだけど、ワタシは1日目のホテルで無限の時間(ほんとは夜まで遊んでたし、寝る時間も考えるとバリバリの有限)の中で考えてみました。
本当にノリとか笑いの質の問題だろうか?
ワタシの育ちは都下でして、関東ですやね。確かに、関西の高速ノリツッコミを体現しろと言われても多分「間」とか全然違うし、同じようにはできないと思う。思うと言うか、そう言う場面にも出くわしてはいる。それで、まぁ、まぁ、それが様式美のように関西の子たちはそれこそ子どもの頃から訓練しているのかもという気もする。でもね、全部の子じゃないし、苦手な人もいるでしょ。(実際、そんな話も出て、苦手な人にノリツッコミを強要する関東人の話もしたりしました。)それに、いろんなことの面白さにしたって、全然違うとまでは言い切れないというか、海外の人ほど文化が違う、絶対的に違うとかじゃないはずなのよ。たとえばワタシが新喜劇とかに行ったとして(行ったことないんだけど)ネタによってはわからないってのはもちろんあるかも知れないけど、絶対笑わないとか何が面白いのかわからないみたいなことにはならないと思う。それなりに拾って楽しめると思うんだよね。
それじゃ、前述の鉄板ネタで笑わない関東人は何か?と思った時、面白い面白くないの前に、笑ってはいけないスイッチを入れている気がする。
セミナーとか社長の講話みたいなもので笑いが起こるなんて「イケナイことだ」と染み付いてるんじゃないか?ってね。(軍隊とかなのかな?)
ワタシは神奈川県との県境の都下で子ども時代を過ごしたのだけれど、校長先生が前に立って話しをする時や来賓がきて話しをする時、それこそ学校の先生が真面目に話しをするというシーンでヘラヘラしているとか薄ら笑っているという理由でおこられたり、自分ではないにしても怒られている子どもを見たことがある。この経験は意外と関東圏で育った子どもだった人ならあるんじゃないかな?と思う。実際そういった会が笑いに包まれて終わった記憶はない。もちろん笑っていい雰囲氣みたいなのを作るのが上手い人だったり、ここでは笑っても怒られないを感じ取れれば「笑う」んだよね。そう言う雰囲気でもなく、そう言う許可があるわけでもない場合「笑ったら失礼かもしれない障壁」みたいなものは少なくともワタシの中には確実に存在しているんです。今の子どもたちと教育現場がどうかはわからないけど、「式典でヘラヘラしない」は基本にすえられてた気がする。
そんな中セミナー講師さんが仮に面白いことを言うとか社長が面白いことを言うってシーンでは、面白くても笑わないだろうな、と。あとで、友達や同僚に「まじ、講師さん、ヤバく面白いことぶっ込んできて、笑いそうになったわ、やばいやばい」みたいな感じ。笑っていいと思ってないのよ。多分ね。
なので、関東でがっつり話とかする時には、この心の障壁や緊張をまずはほぐしちゃってほしいと思ったり。
まぁ、そこまで努力しても笑わないものは今度はネタの方に話がうつると言うことなのか。普段、ワタシ主催会議とかだと長めのアイスブレイクにして、笑いをとってほぐしにいってるよなぁ、と。そうでもしないとほぐれないからね。会議なんて緊張感だけだとアイデアも出ないしね。
そんなわけで、関東人のノリは無理だーって決めちゃう前にもうちょっとだけ、「ここでは笑ってもいいよ、許可」を与えてあげていただきたい。なんてことを考えました。大変べたですが「面白かったら笑っていいですからね」って言ってあげてください。

さて、この笑いに対する感覚の違いの話を友人たちとしていたオフ会の場では上に書いたようなことを考えてたわけじゃないので、「あぁ、違うのかもね。」って思ってたんだよ。でもね、こと万年筆の話や、その後巡った文具店なんかでは、めちゃめちゃわかりみしかなくて。わかってはいたけど関西と関東でやっぱり違いはなく、なんなら日本中で違いはなく、もはや世界でも違いはなく、どっぷり万年筆や、文具にハマった人とは何時間でも話せる気がしてならないの。笑いも含めて、もしかしたら地域によって違う感覚なことはいっぱいあるかもしれないけど、趣味なことは完全に同じ方向ですよと、うれしくなるのね。こんな気持ちを共有できるなら世界は平和になるよ本当に。

だから、この1日目、友人と別れるまでの時間がものすごく早く感じて、早く感じて、仕方がなかった。一部の友人とはお夕飯もご一緒したんだけれども、もし、16日が日帰りだったら、おそらく6時半くらいにはお帰り行動になったはずで、名残惜しいどころではなく、もしかしたら残りた過ぎて泣いたかもしれない。だがしかし、泊まりなんだよ、京都に!そして今回はオフ会にも参加してくれた友人と17日もデートなんだよ。こんな幸せあります?マジで。泊にしたワタシ!グッジョブ!たまにはこんな幸せがあってもいいじゃないか。

お宿に時代を感じる

今回お世話になったのは、webase京都さん。
こちらも友人がいろいろと教えてくれる中から選んだお宿で。友人がいろいろしてくれなかったら、何も実現できていない気がするのです。いや、まぁ、誰もいないとかなら自分でちゃんと調べるのよワタシだって。と、自分をこれ以上落とさないための言い訳をしてみるけれども、この振る舞いを快く受け止めてくれた友人たちには感謝しかない。本当にありがとう。
万事がそんな具合なので、ほっぽり出されたらホテルに辿り着けるわけもなく、そんなことを知ってか知らずか、友人はホテルまで送ってくれました。

こちらのホテル、基本寝床と小っちゃい水道とセーフティーボックス以外の設備は部屋になく、トイレとシャワーは共用なの。
ワタシがそれを正しく知るのは部屋に入ってからのこと。
チェックインの時に、フロントさんからカードキーを受け取ると、それにはカードケースと、首から下げられるであろう紐がついているじゃないですか。「ん?紐?首にかける?とか?うふふふふぅ」って思ったりして(この時はまだ部屋にトイレもシャワーもあると思ってる)
フロントさんが続けて説明してくれます。
「シャワールームは4階とB1階にございます。B1階のシャワールームは男性のシャワールームと隣り合わせで、4階は女性のシャワールームしかございませんので、気にされるようでしたら4階の方がよろしいかと思います。」
???「シャワールーム?大浴場ではなくて?ん?」そのあとも鍵に関する注意などがなされていよいよお部屋へ。
「おお、ベット大きい(大きいベットの部屋を予約したからね。)。。。トイレもシャワーもないのね。。。なるほど。。。あれ、テレビは?あのロールカーテンの後ろとか?」いやいや、ロールカーテンの裏は窓だよ。
え、最近のお宿ってテレビないの?いや確かに観ないって人も多いと聞くし、タブレットとかケータイで観られるじゃんみたいなこと?まぁ、そうだけど、聞いてないよ(いや、ちゃーんといろんなところに書いてある。読んでないのはワタシの問題。)あぁ、共同トイレと共同シャワー、なんと言うか合宿とか修学旅行とかレベルだなぁ。でも今回、友人が一緒に泊まってるでもなく、ワタシは1人だな。
そんなわけで、エアコンの音以外はほとんど何もない広いベッドで無限の時間があったとかなかったとか。(本当は無限の時間はない。)それもあって上のような「関西と関東の笑いの本質」みたいな役にも立たないような思考をすることになったとさっ。

こうして京都の夜はふけていくのでした。

ちなみに、カードキーのカードケースと紐は大活躍でした。持ってないと締め出される上に、トイレは共同だもの。寝ぼけてトイレ行って夜中に部屋に戻れないとかイヤじゃん。そんな訳でクビにかけて寝たとさ。


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